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la saison des amours(ラ セゾン デザムール/恋の季節)1

「恋の季節」というと、みなさんのイメージでは、どの季節になりますか???




暖かくなってきて、花が咲きみだれ、華やかな季節、
また、日本では新年度ともあり、新たな出逢いも起こりやすい春?



それとも、暑いさなか、海や山での偶然の出逢いやアヴァンチュール、
ムンムンと燃えるような灼熱の恋の季節、夏?



いやいや、そんなベタベタ、ねっとりした、密なのは好みではなくて、
涼やかな風が吹き始める頃、心にぽっかり浮かぶ穴が切ない気分を慰めるランデヴーの秋?



さらに、木枯らし吹き、ひとりでいるのが淋しいような
色々な意味で暖かいものが恋しくなる冬?





・・・と、人間には、好みによって「恋の季節」はいろいろ分かれるし、
恋は偶然訪れるものということで、
出逢った時がそれぞれの「恋の季節」かもしれませんね~。

(それにしても、「恋」を語るのに仏語は、なんとなく雰囲気がでますか?)









でも、今回のテーマは、人間の「恋の季節」ではなくて、

動物の話。




しかも、ローカルに、わたしの周りでの「恋の季節」を紹介します。









日本では、ネコが赤子のような鳴き声をあげだすと、

「あっ、春なんだな~。(ちょっと、ウルサイ。)」

と、感じていました。

(あの鳴き声は、普段のネコの声と異なるので、鳴き始めの頃は、
 毎回のように、本当に人間の赤ちゃんが泣いているのかと
 思ったものです。)






ところが、今、わたしの住む周囲では、
春でもあまりネコの鳴き声は聞こえてこないんですよね。



いないわけではないんですよ。
家ネコで、雄はほとんど去勢されているのか?
野良猫のようなものもたまに見かけますが、
たまたま近辺で鳴いていないのでしょうか?







その代わりに、まずは家の近辺ではないのですが、
今春、特に気付いたのが、これ↓



              ↓



              ↓




              ↓




              ↓















クジャク!!!!!





最近、けっこうクジャクの鳴き声聞く機会が多くって。
今まではほとんど聞いたことがなかったんですけどね、
ふと気付いたら、ここは、密林の中!?(あくまでもイメージですが)状態で。
あまりに独特な鳴き声なので、最初はクジャクの鳴き声だって気付かなかったんですけど、


ある日、一緒にいたフランス人の友人が一言、


「la saison des amours(ラ セゾン デザムール/恋の季節)!」


って、言ったんですね。


「???」


「クジャクよ。クジャクがパートナーを探しているのよ。」





あ~っ、そうかぁ! あれ、クジャクの鳴き声なのね!



なかなか、クジャクの鳴き声を聞く機会もないので、
日本語でどういう表記ができるのか?って、しばらく考えていたんですけど、
Wikipediaによると、「キーオウ、キーオウ」と甲高い声で鳴くそうですよ!


(へ~、じゃない? 早速、職場で、家庭で、話題にしてみる???)



でも、「キーオウ、キーオウ」と発音してみても、
まあ、実際の鳴き声とは、あまり似てないような気がしますが。

(イタリアのクジャクだから、イタリア語で鳴いてるんだって!
 んなわけないですね。(^^;;;;;;)





イタリア語で、クジャクは「Pavone(パヴォーネ/名詞・男性形・単数形)」といいますが、
このPavoneから来た動詞があって、


Pavoneggiarsi(パヴォネッジャルスィ/再帰動詞):見栄を張る;うぬぼれる;気取って歩く

という意味があります。



クジャクの行動について表現するのに使用するというより、
人間の行動をクジャクの様子と比喩した動詞ですよね。

(まあ、この場合、色鮮やかな雄クジャクだと思いますが。)
 けっこう、一般的に使われています。







そんな、クジャクをもう少し見てみますか?










これ、歩いているところだったんですけど、
気取って歩いている雰囲気がなくもないでしょ?










後ろ姿なんかも披露。



ヘイ!ベイビィ~、ボクの背中にほれちゃったのかい?
そんなに、撮りたいなら撮ってもいいよ。
それで、キミの気が済むなら・・・。


でも、言っとくけど、ボクたちは所詮報われない間柄だよ。
つれない態度を許しておくれ・・・






は~、美しい羽をお持ちですね~。


でも、あなたにほれてませんからっ!(爆)













おっ! こちらは、カップルですか!?




バージョン1:新しい出逢い編


「あら、彼ってば、わたしに気があるのかしら???
今、口説こうとしてるの、もしかして? ねえ、ねえ。」


「ああ・・・、ボク、他のみんなに比べるとシャイだから、
いきなり羽広げてアピールなんて出来ないよ。
彼女はボクのことどう思っているんだろう。。。」





バージョン2:すでに仲良し編


「ねえねえ、なんか見つかった?
 わたし、お腹すいちゃたよー。」


「そうだね~、おっ、ここにトカゲがいるよ!」










こちらは、夜8時半頃です。

公園から脱走して何かをついばんでいますが、
今宵は、夜遊びですか?



惜しいのは、この写真を撮る前に、
彼が横断歩道を渡っているところを撮りそこねたこと!
また、次回、リベンジ。




まだ見たことがないのですが、クジャクは飛ぶそうです。

頭の上に飛んできたら怖いけど、
一度は見てみたいですね~。

その瞬間をカメラに捉えるのは、
横断歩道を歩いている姿を捉えるより稀かもしれませんが。




わたしが見ているクジャクは、
どうもその姿からするとインドクジャクのようです。



クジャクに関するリンクです。↓



イタリア人が町を歩くクジャクを捉えた映像。
Pavoni in citta’ (音に注意!)





あまりに、クジャクについて語っているので、
なんだかクジャク好きの人のようですが、
わたしは、動物園でのお気に入りというとキリンですね~。

キリンの鳴き声っていうのも聞いたことないですけど、
↑リンクのWikipediaによると、ウシ目(もく)に続するため、
「モー」って鳴くそうですよ。



それと、なんか興味深いのが、
「Bruce Bagemihlによると、交尾するつがいのうちの9割はオス同士である」という記述。

参考文献:Bruce Bagemihl, Biological Exuberance: Animal Homosexuality and Natural Diversity, St. Martin's Press, 1999; pp.427-430

へ~。




字数制限のため、2に続く~。







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あとですねー、今さらなんですけど、たぶん分かりにくいと思いますので・・・

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Posted byjacquelinege

Comments 2

There are no comments yet.

小葉  

No title

すごい!クジャクがこんなにたくさん、しかもみんな放し飼いなんですね!こいうところで飼われている動物たちは本当に幸せですね。

飛んでるところはどんななんだろう?よく欄間の彫刻なんかにある鳳凰みたいなカンジでしょうか?みてみたいですね(^^)

傑作ポチです☆

2009/04/02 (Thu) 10:26

Jacqueline_ge  

No title

小葉さん♪そうなんです、日中は放し飼いなんです。一応、夜休む用の小屋はあるようですが。でも、公園の外で脱走クジャク見つけましたね(笑)
クジャク、羽を広げると大きいだけに、飛んでいるところを見たら、それはビックリですよね!そんなシャッターチャンスに恵まれることは、非常に稀だと思いますが。
投票、ありがとうございます!

2009/04/02 (Thu) 18:34

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