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フルーツトルタを持って、あるシニョーラを訪れた午後☆トルタと木製一輪車とシバイヌと。

torta_frutta230603

torta di frutta con fragole, uve e frutti di bosco 
フルーツトルタwithイチゴXブドウXベリーミックス
(「トルタ」はイタリア語でケーキ全般を意味しますが、
この画像の↑トルタについては、日本で「タルト」と呼ぶ類のものですね)

6月。

こちらは、お店で購入したものですが、

以前にご近所に住まわれていたシニョーラ(ご婦人/マダム)を訪問した際に

持参いたしました☆

わたし自身は、

亡くなられたご主人と顔を合わせる機会の方が多かったのですが、

いずれにしてもお世話になっていた方なので、

そのご家族が親族内の問題で引っ越しを余儀なくされ、

ご近所でなくなってからも、

クリスマスとパスクア(イースター・復活祭)には、

お菓子をお贈りしているお宅のひとつなのです。

娘さんたちとは、買い物の際などに顔を合わせる機会は

時々あるのですが、

シニョーラとは10数年ぶりにお会いしました。

お宅の扉を開けて

シニョーラのお顔を拝見したら、

なんだかかすかに感極まった様子が見られ……


職人さんの木製一輪車♪

も持参しました。

というのも、その木製一輪車は、

彼女の兄弟の方の思い出の品になるからです。

昨年の夏過ぎまではよく目にしていた彼の姿を、

彼が乗っていた三輪自動車のアペ(Piaggio Ape)を、

見ることは、もうありません。

その事実を知った後も、アペが近隣を走っていたり、

停められていると、

彼がまだそこにいるような感覚がありましたが、

それは、別の人のアペであることは

紛れもない事実でした。



torta_frutta2_230603

シニョーラのお宅への訪問時には、

同じ建物内に住む

娘さんとそのパートナーの方もいらっしゃいましたが、

シニョーラはお一人で暮らしていて、

それは、彼女の希望ということでした。

あ、正確にはお宅には犬がいるそうで……

孫娘さんが前の彼と飼っていた犬だそうですが、

なかなか気性が激しいらしく、

元彼は引き取りたがらず、

今のご主人も家で飼いたくないということで、

孫娘さんは、お祖母さんのところに置いてもらっていると。

その犬が、数ヶ月前になんとシニョーラの鼻を噛んだそうで……

血だらけになりながらも

床に落ちた血の方が気にかかり、

ご自身の鼻の手当てをする前に床を拭いていたとか。。。

そこへ現れたご家族がシニョーラを救急で病院に連れて行かれた際に

犬の飼い主である孫娘さんも駆けつけ、

自分のせいだと自己をひどく責めたそうですが、

ご本人は落ち着いていて、

そのことがあった後も周囲の反対に応じず、

引き続きその犬をお宅に置いているとのこと。


そういう犬なので、

客人が来る際には、念のために

別室に入れてドアを閉めているそうです。

言われなければ、犬がいるとは分からないほど

気配はまったくしませんでした。

相変わらず孫娘さんのことだけしか飼い主として認識していないそうで。

犬も年を取って、体調の良し悪しで気が立つことも多いのだろうと

娘さんは言われました。

そして、その犬は......

「12歳のシバイヌ」だと。

シバイヌ......柴犬!

ああ、こんなところにも思いがけず日本繋がりが......

結局、訪問中に姿を目にすることはありませんでしたが。


シニョーラは、腰の痛みと腕に出る震えで、

身体に不自由さはあるのでしょうけれど、

その佇まいは静謐で凛としていました。

ただその様子をしばらくぶりに目にした人のなかには、

「あなた、そんなに変わってしまって!」

というように、

相手がどう受け取るか考えずに口に出す人もいるそうで、

そういった言葉に(おそらくひどく)傷ついた彼女は、

家の中にいるときにも、外から見られることを気にして、

電気を点けないでいることもあるとか。


2時間強の訪問時間は思っていたよりも

あっという間に過ぎ、

おいとまの際に、

立ち上がってテーブルをつたいながら近寄ろうとする彼女の腕を

思わず取り、目を見ると、

かけられた言葉に涙腺が緩みそうでした。

思えば、最初に扉を開けた時もそうだったのです。

わずか2時間ほどの訪問ではありましたが、

その時間と空間とトルタを分かち合ったことは

わたしにとって、記憶に刻み付けられる出来事でした☆☆






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Posted byjacquelinege

Comments 2

There are no comments yet.

ゾンビマン  

お邪魔します。

懐かしい人を訪問、しなくなりましたねぇ(爆汗)・・・。
しないうちに次々と亡くなられていって、今はお墓に入れない人が多く、そこに引け目が若干あるのか、残った人は手も合わさせてくれない。私が悪いのですが、なんかそういう時代に変ってます。
シニョーラとの再会、いい話です。
柴犬は主人にしか懐かない気難しい性格だと聞きます。

2023/06/12 (Mon) 18:00
jacquelinege

Jacqueline  

To ゾンビマンさん

懐かしい人……自分より年上の方だけではなくて、古くからの友人なども、大人になると、それぞれの事情や状況でなかなか会えなかったり、連絡しなかったり、できなかったり……というケースは、よくありますよね。。
わたしは、以前の友人や家族・親戚などとは物理的に遠い所にいるので、なおさら、意識的にコンタクトを取らないと疎遠になってしまうので、何かの折には連絡するようにはしていますが、それでも抜け落ちるところはあって……
冠婚葬祭は、懐かしい人と顔を合わす機会だったりしますが、昨今の状況では、ごくごく身内だけでという場合も増えているとのことですね。繋がっている方とは、細々とでも繋がりを絶やさないようにしたいものですね☆☆(⁠ ⁠´⁠◡⁠‿⁠ゝ⁠◡⁠`⁠)

柴犬好きの方は、けっこうブログ繋がりの方でも多いのですが……残念でした。
でも、怖いので、危険をおかしてまでは出していただく気にはなれませんでした、、、(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)

シニョーラに会いに足を運んで、思っていた以上によかったです♪♪

2023/06/14 (Wed) 02:59

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