ミッション2・3・4・5を同時に果たすために、
ジェノヴァ中心地の駅から東リグーリアのジェノヴァ県レッコ(Recco)まで電車で約30分、
それから、バスに乗って到着したのが・・・
Vitturin1860
1860年から続くという歴史あるレストラン。
レッコ(Recco)と言うと、
チーズが薄い生地にはさまれている
トロフィエ、トロフィエッティも、もともとはこの辺(お隣りのSori)のパスタです。
ちなみに、トロフィエというと、ひねられたショートパスタを思われる方が多いかと思うのですが、
ジェノヴァ方言では、トロフィエと言うと、
小麦粉とじゃがいものニョッキになるそうで、場合によっては要注意です。
(お店では、トロフィエ、トロフィエッテとあれば、前者が出てくるとは思いますが)
さて、まずは何から作られるでしょうか??
パスタ生地をカットして・・・
折りたたんで、形にすると・・・
pansoti (パンソッティ)
パスタの名称は、リグーリア方言のpansa (伊語pancia お腹の意)から来ているとのこと。
(形がお腹みたい???でも、平たいタイプのパンソッティもあるんですよ)
ラヴィオリに似ていますが、中にお肉は入っていなくて、
野草やリコッタチーズなどが詰め物として入っています。
野草は、preboggionと呼ばれる数種類のさっと野草をゆでたものを使用しますが、
(作り手や、リグーリアでも土地によって、その組み合わせや、使われるものが変わるそう)
この時は、お店の花壇(?)から摘んだばかりというborragine(ルリジサ、ルリチシャ)を使用。
お肉が入っていないので、
復活祭前の四旬節の時期に食されるのにも適しているとのこと。
(リグーリアでは、年間通して、食べられますよ)
クルミのソースで和えるのが、一番スタンダード。
お次は、corzetti/croxetti (コルツェッティ/クロセッティ)。
↑この型はオーダーで作られたというお店のオリジナルなのですが、
型を彫る職人の方が少なくなっているので、
なかなか見つからないという代物。
そして、パスタ自体、普通にメニューに載っているところは、
リグーリアでも多くはなくて、
地元のイタリア人でも知らない人も多かったりするのです。
(なぜか、日本のイタリア料理に詳しい方の方が知っているかも)
ちなみに、コルツェッティにも別の形のものがあって、
ジェノヴァでもVal Polceveraのは、小さい8の字型。
(こちらも、あまりお店のメニューでは見たことがないのですが)
パスタの生地を型で円形に抜いて、
型と型の間に入れて、強く上から押します。
お店のオリジナルコルツェッティは、こんなカワイイ絵柄でした。
上部に山々、下部に魚ということで海を表していて、
まさに、山と海が近いリグーリアを表していますね!
さあさあ、お次は・・・
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クルミは、栄養価があって、健康・美容によいそうです~。
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