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ドルチェ ラボラトリー - コンフェッテリア ロマネンゴのシュガーな世界 -





Festival della Scienzaのイベントの1つに、ジェノヴァの老舗コンフェッテリア(お菓子屋/砂糖菓子屋)のPietro Romanego fu Stefano(ピエトロ ロマンネンゴ フ ステファノ)協賛の
お砂糖に関するラボラトリーがありました。



砂糖に関しては、1100年前後に、アラビア料理のレシピと共に、
香辛料や果物を砂糖漬けにして保存するために、ジェノヴァに持ち込まれました。
そして、果物、特に柑橘類の木に囲まれた海の町では、この保存方法はすぐに広まりました。


ただ、その頃の砂糖は高価なものだったので、簡単には手に入らず、
後年、ヨーロッパ人によって、栽培するのに適した肥沃な土地の広がる南米に
持っていかれてから、(ここで、残念ながら奴隷労働なども生まれますが)
より入手可能になります。


こうして1500年代に、砂糖漬けの技術はジェノヴァで取り上げられ、
1533年にフランス王アンリ2世の妃として嫁いだカテリーナ デ メディチの影響で、
ヨーロッパ中に普及していったとのことです。



「ピエトロ ロマネンゴ フ ステファノ」の歴史は、
砂糖・コーヒー・カカオなどの輸入をしていたアントニオ・ロマネンゴが、
ジェノヴァで発達し、1700年代にパリで改良されたハイクオリティーなお菓子屋に着想を得て、
砂糖漬けの果物菓子・チョコレート・砂糖菓子等の工場を
1780年ジェノヴァに開いた時に始まります。


このピエトロ ロマネンゴ、日本人向け旅行かイドブックにも載っていたりしますが、
ここ数年は、日本のデパートのイタリア展にも出品・紹介されているということで、
そこで、ロマネンゴのお菓子をお知りになったり、味わったりされた方もいらっしゃるかもしれません。(この通訳は、フィレンツェでお料理教室を主宰されているTammyさんが担当されています。)


わたしも、ロマネンゴに注目するようになったのは、日本のイタリア展に出品されたと言う記事を
こちらの新聞で読んだときでした(笑)

本店を訪れればいいのに、帰国の際に、
デパ地下で、「ピエトロ ロマネンゴのマロングラッセはどこにありますか?」と質問して、
お店の人を駆けずりまわさせた末、「あの商品は、催事の時だけのもので・・・」と
恐縮させたりなんかしました。(^^;;;;;
(いや、常設店舗ができたのかと思ったのと、日本の店舗に並べられているところを見たかったもので。。。 けっして、冷やかしではありませーん。 汗)



さて、今回のイベントでは、残念ながら、マロングラッセがお好きでないという方のほっぺたも落とすというスペシャルなマロングラッセは出てこなかったのですが、
果物の砂糖漬けとGoccie di rosolio(ゴッチェ ディ ロゾリオ/ロゾリオの雫)という名の
シュガーボンボンを作るデモンストレーションを見学できました。






果物の砂糖漬けの作り方

砂糖といっても、色々な種類や粒の大きさのものがありますが、
数種類(何だったかよく分かりませんが・・・)を混ぜて火にかけ溶かします。

114度に温度が上がったところで、果物を溶けた砂糖の中に入れて絡め、
網の上で乾かし、冷めるのを待つという工程だそうです。






一年中あるお菓子だとは思いますが、特にクリスマスの時期にはよく出回っています。




もうひとつはGoccie di rosolioの工程。






Rosolioとは、辞書によると、
「アルコール度が低く、砂糖を多く用い、芳香をつけたリキュールの総称」
とあったので、このお菓子にも入っているのかもしれませんね。
(ただ、アルコール度数が低いからか、全く知覚しませんでしたが)

実は、最後に味見で口の中に入れるまで気づかなかったのですが、
このイベント以前に見ていたNovaraのシエナさんのが発見されたものと同じタイプのものでした!(シエナさんの方のはまん丸で、これは雫型と形はちょっと違いますが)


それでは、作り方。

やはり数種の砂糖を溶かし、その中に各色素と香料(ここでrosolioも入れるのかな?)を入れて
液を作ります。






そして、バットなどにamido di mice(アミド ディ マイス/とうもろこしのでんぷん粉、
コーンスターチ)を敷き詰めたところに、
つぶつぶと突起がついた足踏み健康器具のような木型で跡をつけて、型を作ります。






そこへ、専用ひしゃくで、色と味のついた液を流し込みます。

固まってくるのを待ちます。

固まってきたところで、上にも粉をまぶした後、ふるいにかけて粉を落とします。



完成品を口の中に入れてみると、あ~ら不思議!
外は硬いのに中からは液体が流れ出ます!
(写真はシエナさんのところのを参照してください]


フェスティバルのプログラムのひとつに、ピエトロ ロマネンゴのお菓子工房見学の機会が
一度だけありましたが、時間の関係で、わたしは参加できませんでしたので、
参考に、Tammyさん主催のリグーリアお料理研修会の際のピエトロ ロマネンゴ見学のページをどうぞ!

http://lacenetta.main.jp/event/event2_3.html
(最終日6/7火曜日に、載っています。)



ところで、わたしは、いまだここのマロングラッセ未体験なのですが、
聞くところによるろ、老舗の美味しい味だけに、ちょっと高価なようですね~。
でも、キレイに包装されているので、お使い物などにもぴったりな様子。
ただ、ちょっと壊れ物で、規格品に入れられないものが割引価格で店頭に出ることもあるとのことなので、自分で味見するには、それでもいいかも~と思う、ジェノヴェーゼ修行生でした(笑)




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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 20

There are no comments yet.

sie*a9*6  

No title

ほっほ~!このようにしてROSOLIOが出来ていたわけですね!
デモンストレーションを見れるなんて、すごくいいイベントですね。
先日、こちらの老舗パスティッチェリアで、マロングラッセ買いましたが、高ッ!! お使い物なので、ましょうがない・・・と買いましたが、娘からも「食べたい!」とせがまれ、壊れたマロングラッセの方を買いました。お値段、ほぼ半額でしたね。まだ食べていませんが・・・(笑)

2007/11/27 (Tue) 16:23

tammys04  

No title

ものすごく細かく説明されていますね~、すごい!
あ、それと私の事もいろいろ宣伝して下さって、ありがとうございます。
このデモンストレーション、ワクワクしませんでしたか?
彼らが初めて日本に行った年がロマネンゴとの出会いの年なのですが、あのデモンストレーションにはお客様が鈴なりとなりその中での通訳に緊張したのを思い出します(汗)
でも砂糖がちょうど良い温度まであがりシロップ漬けのフルーツを入れて淵をかき混ぜているとghiaccioになるから不思議ですよね~。
あの作業簡単そうで、実はあの会社でも一人しか完璧に出来ないんですよ。だからデモンストレーションに行っていたのは私もよく知っているM氏だと思いますが。
マロン、召し上がってないのですね。fior d'arancio(オレンジの花)の香りがいいんです。先日友達が買ってきてくれたので大事にひとつずつ頂いています。

2007/11/27 (Tue) 17:25

tammys04  

No title

遅ればせながら私もリンクさせて頂きました。
今後ともよろしくお願い致します。

2007/11/29 (Thu) 20:25

Jacqueline_ge  

No title

gelliusさん♪ 色々なイベントがある方なんでしょうかね~???
都市部か大観光地に行ったらもっろ色々ありそうですよね~。日本の旅行会社や記事などでも取り上げてそうですし。ジェノヴァやリグーリアって、日本の人にとってのイタリアの観光/注目スポットとしては、セリエBかCぐらいだから(うーん)、取り上げられていないことや面白そうなこと紹介したいな~と思いまして。

マロングラッセがお好きなのね~! わたしは、それ自体あまり食べた記憶がないのですが、ここのは美味しいと聞くので、近場のもので日本でも紹介された!(これがポイントかも、笑)だけにそそられます。食べたあかつきには、また報告しますね~。

2007/11/29 (Thu) 23:34

Jacqueline_ge  

No title

Sienaさん♪ リンクの件ありがとうございました~。外は硬いのに中は液体って不思議ですよね。Sienaさんのところで、どうやって作っているんだろう?って書いてた人いたな~と思ってたら、その作り方を見ることができたので、興味深かったですね。

マロングラッセって、一般的にもけっこうするものなんですね? わたしは、いただきものぐらいしか口にした記憶がないので、あまりよく知らないのですが。。。それとも、高かったから自分で選ぶときにも選択に入らなかったのかしら?(笑)でも、壊れ物だと半額にもなるんですねー! それは、すごいな~。もう、召し上がられたのかな? 自分で食べるのではなくても、なんだか楽しみですね(^^)

2007/11/29 (Thu) 23:43

Jacqueline_ge  

No title

Tammyさん♪ リンクの件、ダブルでありがとうございました~!
新聞記事を読んだ時からロマンネンゴについては気になっていて、わたしは参加していないのですが、他のイベントでも出品されていたこともあって、ちょこちょこ資料はあったんですよね~。で、以前にTammyさんのサイトも拝見していて(地元ネタに弱かったりするから。笑)、今回のイベントの件もあって、書くにいたったわけですね。このラボラトリーに参加するには予約しなければいけなくて、たまたま人が多くなかったのでよかったんですけど、土日祝日や学生グループと一緒だったら、見づらかったかもです。イタリア展でも人数50人ぐらいで区切っているかとは思いますが、立ち見している人も多かったんでしょうね~。

2007/11/30 (Fri) 00:12

Jacqueline_ge  

No title

Tammyさん、誤解なんですよ~、デモの人は、フェスティバルのスタッフのコたちなので、会社に人に教わったのでしょうが、きっと完璧ではないんだと思います(汗)期間中、1時間半おきぐらいずつ実施されていたので、もしM氏自らされていたら、本来のお仕事に支障が出たでしょうから。わたしは参加していないのですが、講演の方には会社の方が出られたそうですよ。

マロングラッセ、fior d'arancio(オレンジの花)の香りがいいんですか~。それは他のと違うかもしれませんね!食する日を楽しみにします。(^-^)

2007/11/30 (Fri) 00:13

tammys04  

No title

過日、ロマネンゴのマロンを載せた時にこちらの記事と文中リンクさせて頂きました。何か不都合がございましたらご連絡くださいね。

2007/12/02 (Sun) 20:04

Riccia  

No title

このROSOLIO、シエナさんのところで見てとっても興味シンシンだったのです。そして、Jacquelineさんの記事でもうたまらなく食べたくなってしまいました。こっちにはないんだろうな…

私も出来損ない品でいいから、マロングラッセ食べたーい!なかなか自分好みの甘さ加減のマロングラッセが見つからなくって…
ローマで食べたのが最高においしかったのですが、どこの店だったのか、全然おぼえてないし…

2007/12/03 (Mon) 22:03

Jacqueline_ge  

No title

Tammyさん♪そちらのブログですでにコメントさせていただきましたが、改めてありがとうございました。

情報をチェックするのが遅くて、逃してしまったのですが、チョコレートに関するイベントが先週ジェノヴァであって、ロマネンゴ、ここでも出店していたようです~。ざんねーん!(><)
昨日、用事があってお店の近くまで行ったのですが、今回はとりあえず外のショーウインドーを下見するだけで・・・マロンはなかったのですが、1個から販売されているものなんでしょうかね~???

2007/12/14 (Fri) 23:21

Jacqueline_ge  

No title

Ricciaさん♪ お返事遅くなってすみません。。。
Rosolioとマロングラッセに、関心大のご様子ですねー。わたしもRosolioは味見しましたが、ここのマロンやフルーツの砂糖漬けやチョコレート、すみれの砂糖菓子などはまだ未体験です。
昨日、用事のついでに、お店の外のショーウインドを観察しましたが、マロンは出ていなかったものの確かにけっこうなお値段のものが多かったですねー。(いや、小さいサイズのパッケージなら手が出ないというほどではないけど、量と比較するとねー…なんです。)

送りますか?

2007/12/14 (Fri) 23:39

tammys  

No title

あら、またもや残念!
あそこのチョコもそういえば詰め合わせ頂いたなぁ。工場をひとりで訪ねた時はパスクア前で卵のチョコを沢山作っているのをつまみ食いさせてもらったり(笑)
マロンは1つから販売してもらえますよ。なんていったってこちらでさえ100g確か6,5ユーロですからね、下世話な話ですがっ。
でもね、あまりにお上品な味ですから1つでも京都の上品な生菓子ひとつ食べた時のような満足感がありますよ。
いつか私がジェノバに行く機会があればね、一緒に工場見学も行けるのに。

2007/12/18 (Tue) 00:34

Jacqueline_ge  

No title

Tammyさん♪ マロン1つから販売されているんですね~。自分で試食するには、箱買いできないな…と思っていたんですよ!(笑)教えてくださってありがとうございます~。もちろんお味も大事ですが、お値段も気になりますよね~。お上品な味とは、いいですね!

急いでいないので、いつかご訪問の際にはどうぞ宜しくお願いします
(^0^)

2007/12/20 (Thu) 01:10

ciaomami  

No title

「Goccie di rosolio」食べてみたい~~~(ポチッ)
子供の頃からウィスキーボンボンが大好きなんです
FERREROの「Pocket Coffee」も大のお気に入りなんです
日本へのお土産に買って帰ったら結構好評でしたよ
http://4travel.jp/traveler/spumami/album/10311941/

2009/10/04 (Sun) 13:27

Jacqueline_ge  

No title

Mamiさん♪へぇ、ウィスキーボンボンが好きなんですね!
わたしには、ウィスキーボンボンはちょっと強い気がしますが、洋酒が入っているのが全くダメというわけではないですね。
これは、中に液体が入っているけど、アルコールではないです。
持ち帰りの場合は、ケースの上に何か重いものをのせると、壊れて中の液体が出てしまいがちなので要注意だそうですよ。

2009/10/05 (Mon) 19:10

Jacqueline_ge  

No title

Mamiさんのお気に入りのFERREROの「Pocket Coffee」は、一度友人に1個おすそ分けしてもらって食べましたが、あれはOKでした。
リンクの記事、読ませていただきましたよ~。
FERREROの「GRAN SOLEIL」、けっこう在伊の日本人の方もお土産にされることが多いようですが、わたしもすごく試してみたいんですけど、冷凍庫が使えなくて、これ作れないんです。。。(><)
日本に持って帰って、そこで試すという手もあるんですけどね。
こちらも奇遇ですが、FERREROの他のおススメドルチェを紹介する記事を書こうと思っていたところなんですよぉ。すぐじゃないかもなんですが、楽しみにしていてくださいね。洋酒使っているので、Mami
さんのお好みかもです~♪
ところで、やっぱりシチリアはコペルトもお安めですね~。
この辺だと、なかなか1ユーロってところはないです。。(><)

ポチ、Grazie mille~^^

2009/10/05 (Mon) 19:13

Jacqueline_ge  

No title

mamiさん♪この前、スーパーでFERREROの「GRAN SOLEIL」の試食デモンストレーションをしていて、勧めてくれたので、フリーザーに入れて固めたものの試食用をいただきましたよ!
チョコレートだったかな、たしかに質の高い味でした。ちょっと高めのチョコレートアイスのような仕上がりで、濃度もありましたね。
たしかに、あれはおススメですね。

2009/10/24 (Sat) 01:23

ciaomami  

No title

>Jacqueline_geさん
チョコ味があるんですね・・・私はまだ食べたことないです(食べたい~)
バニラ、カッフェ、エスプレッソ、レモン味を食べたのですがレモンが気に入りました
遊び心があってちょっと面白いですよね♪

2009/10/24 (Sat) 02:06

Jacqueline_ge  

No title

mamiさん♪確認のため、スーパーで見ましたが、やはりチョコ味でした(笑)質の高い味でよかったです。
mamiさん、いろいろ試したんですね!エスプレッソとカフェの違いは濃さが違うんでしょうかね?
レモン味がお気に召したとのことなので、機会があったら試してみたいです~^^

2009/10/30 (Fri) 03:18

Jacqueline_ge  

No title

トさん★ はじめまして、ご訪問&コメントありがとうございます!
コメントでご質問をいただいていましたが、
その後に関係のないコメントが入っていたので、
誤って一緒に削除してしまいました。。。ごめんなさい。
もし、よろしければ、もう一度書き込んでいただければ、
わたしの分かる範囲でしたら、お答えしたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

2010/04/23 (Fri) 17:55

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