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ある思い出のパンドルチェ・ジェノヴェーゼ

先日は、イタリアのクリスマス菓子のひとつ、

パネットーネを紹介いたしましたが、

今ではイタリア全土でクリスマスの時期には食されるパネットーネが、

もともとはミラノ発なのに対して、

今回は、ジェノヴァのクリスマス菓子、

パンドルチェ・ジェノヴェーゼを紹介いたします。



クリスマス菓子、と紹介はしていますが、

ジェノヴァ・リグーリアでは、

パンドルチェは年間を通して販売されているので、

いつ訪れても購入可能です。

しかも、消費期限が長いので、

しばらく置いておくことも可能です。


ただ、クリスマス時期には、

普段は販売、生産していないところも出しているので、

数や種類は多くなると思います。





タイトルに挙げて、そのものメインでブログで紹介したことはないのですが、

過去にも、なんどか関連する記事の中で紹介していましたね。


今日、紹介するのは、

やはり、先日、カネストレッリで登場したSorelle Giustoのパンドルチェ。




 

Pandolce genovese


これは、500g。

平たいので、持ち運びにも便利です。







包みを開くとこんな感じ。


パネットーネがブリオッシュ的なのに対して、

こちらは、ビスコッティ的です。







切ってみると、こんな感じ。

ここのパスティチェリアのパンドルチェの材料は・・・

小麦粉(00タイプ)、バター、砂糖、レーズン、イースト(粉末タイプ)、砂糖漬けの果物、

松の実、マルサラ酒、卵、アニスシード。


アニスシード入りは、独特かもしれません!

それほど強くはないけど、

ここのお店のは、アニスの風味がポイントになっているように感じます。






・・・実は、↑このパスティチェリアのパンドルチェには、

個人的に思い出がある人たちがいるのです。。。




2011年3月に、ガンバレさんご夫妻が訪日する際に、

彼らを通してお近づきになった日本のご夫妻へのお土産として、

わたしが托した一品なのです。


「それほど、重くなくかさ張らないもので・・・」

ということで、

なじみの店で探していたら、

他のメーカーのものについて尋ねたわたしに、

「それも悪くはないけどね、工場生産でマーガリンも入っているんだよね。

それに対して、こちらはバターのみだし、美味しいよ!

これ、おススメだよ~」

と、お店のシニョーレに勧められたパンドルチェ。


重さやパッケージ的にも、かさ張らなくてよいかなと思い、選びました。




が、そのパンドルチェは、3月11日の震災の混乱の中で、

送り先のご夫妻のお手元には渡り得なかったのですが、

緊急時の決断ということで、

ガンバレさんご夫妻が出会って、一緒にグループを形成した

日本、諸外国からの訪問者、旅行者、総勢10人ほどで

避難した小学校の体育館で分かち合うことになったのでした。


「持ち運ぶのに、あのサイズは荷物にならなくて、すごく助かったけど、

あの時は、『ああ、これが2倍、3倍の大きさだったら!』

って、思ったわ~」

というのが、後日談。



「あれ、美味しかったけど、どこのパスティチェリアのだったけ?」

と、後ほど聞かれ、

それは、リップサービスかしら??

と思っていたのですが、

自分で、その後食してみて、

あっ、たぶん本当の感想だったのかなっ!?

と、思いました。










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