fc2ブログ
jacquelinege

ポルティコの足元のデザイン☆/『1年2組の女王』

2月17日付けの記事ですが、しばらくトップに置いておきます☆
最新記事は、このひとつ下の記事からになります(*- -)(*_ _)ペコリ

Genova8_201223

2020年12月23日撮影。

ジェノヴァの目抜通り、

ヴェンティ・セッテンブレ通り(9月22日通り)の両脇のポルティコの
(柱列と屋根のある歩道)

足元のデザインです☆

こちらもモザイク画になるのでしょうかね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本で最初に勤務した会社では、

年に1度、従業員全員参加の文集を作成していましたが、

ある年の原稿として提出したものが

書類整理の際に出てきたので、

載せてみます☆(*´ω`)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『1年2組の女王』

「おしゃべりばかりしているなら帰りなさいっ!!」

真ん中の列、前から3番目のルリの席の横で、丘山先生は不意に足を止めた。

1年2組、5時間目の授業は、折しも時間変更で“道徳”だった。

一瞬にして、教室はアンコウでもいそうな深海のように静まりかえり、

ルリと丘山を除く37人の子どもたちの視線がそこ一点に集まった。

ルリはおもむろに顔をあげ、丘山の目を数秒見つめた。

先生はあたしが帰らないと思って言っているのね。

言わば、見せしめ。

いいよ、帰ってあげる。

ルリは立ち上がり、後方のロッカーにランドセルを取りに行った。

空気が曇り空のように、何となく重くなっていく。

机の上にある物、中にある教科書が、

次々と消えていくのを見ながら、

ようやく丘山が口を開いた。

「……何をしているの!?」

「帰るんです」

「帰って……何をするのっ!?」

何をするかって?

ここで「勉強します」と応えたら、

「ここでしなさいっ!!」と言われるんだろうな。

ルリはしばし考えた後、応えた。

「本を読みます」

丘山は冷静を装っているが、

明らかに予想と異なる彼女の行動に戸惑っていた。

「本って、何の本なのっ!?」

うーん……

ルリは、頭の宇宙に自分の本棚を鮮明に思い浮かべ、

上の段に並べてある学研シリーズの『みてるよみてる』が、

わりと今の気分かな、と思った。

「童話です」

「童話っ!?童話だけを読んでいても、

 それだけでは勉強にならないでしょっ!?

 それなら、ここにいなさいっ!」

丘山は無理矢理、この状況を収めるために、最後通牒を渡した。

やっぱりね。そりゃあ、そうよね。

先生が授業中に子どもを帰したりしたら、ヤバいでしょ。

あたしは素直に聞くよ。

帰れと言ったら帰るし、

残れと言ったら残るし。

ルリは再び席に着き、ペンケースだけ出した。

他の子どもが持つキティやポケモンなどのキャラクターものではなく、

臙脂色の革製品だ。

嫌いじゃないんだけどなあ、

心の隅でぽつりと呟いた。







↓ポチッと、応援クリックしてくださったら嬉しいです☆



イタリア(海外生活・情報) 6位 / 86人中 

ヨーロッパ(海外生活・情報) 23位 / 246人中 



↓こちらにも参加しています~。ポチッと応援してくれたら嬉しいです☆
(携帯でご覧になられている方は、お手数ですが、
 パソコン用画面からクリックしていただければ幸いです)



携帯でご覧の方は↓こちらからもどうぞ。
海外生活ブログ イタリア情報







ただいま、

イタリア情報 2位/570サイト中 

イタリア情報 人気ランキング PVアクセス順 3位/15サイト中 

ご訪問いただいたみなさんのおかげです!


ありがとうございます☆☆








お気に召しましたら&気が向きましたら、↓下の拍手ボタン押してやってくださいませ☆
関連記事
スポンサーサイト



jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply