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jacquelinege

正しいジェノヴェーゼ講座 ― braccino corto のススメ&フォロ- ―

わたし、こちらに来てからというもの、「ジェノヴェーゼ講座」も受講しております。



・・・といっても、ジェノヴァ方言を習う講座ではありません!



知り合いの年配のジェノヴェーゼ(ジェノヴァ人)の中には、

「ジェノヴァ方言も勉強しなよー!」

と言ってくださる方も何人かいらっしゃいますが、
とりあえず、本格的レベルのはけっこうですから!(^^;




「郷に入れば郷に従え」
(Paese che vai, usanza che trovi./どの土地にもそこの風習)

ということで、ジェノヴァおよびリグーリア州で生活するにあたって、
ジェノヴェーゼ/リグ-レ(リグ-リア人)だったら、
各場面でどう対応するか?という
ジェノヴェーゼ/リグ-レの性質と習慣を論理と実践で学んでいるのです。



みなさん、イタリア人に対するステレオタイプというものは
だいたい想像できるかと思いますが、
ジェノヴェーゼ/リグ-レについてはいかがなものでしょうか?



ジェノヴェーゼ/リグレの基本性格というと、
最初に来る形容詞が


Avaro(アヴァーロ/形:けちな、出し惜しみをする/名詞:けち、守銭奴)


Tirchio(ティルキオ/形・蔑:けちな)


で、世界一お金持ちでお金のことになると目が$o$になる
ドナルドダックのおじさん、スクルージ・マクダックもビックリです!

ヨーロッパでは、スコットランド人かジェノヴァ人かというぐらいけちで有名だそうです。
(スコットランドの方、ゴメンナサイね~。巷の噂です。)




そして、次に来る形容詞が、


Chiuso(キウゾ/形:閉じた、閉鎖的な)



なんか、こう記すと、「明るくてフレンドリー」という
ステレオタイプのイタリア人のイメージからほど遠いのですが、
ジェノヴェーゼ/リグレたちも自認する現実です。(苦笑)




この性格は、ジェノヴァが古くからの商人の町で、大きな港がある故、
世界各地より様々な人々が行き来し、貿易が盛んだったことに由来するようです。





さて、ここでケーススタディです。

みなさんも一緒に考えてみてください!




Q1. あなたは、プレゼントとして限定品の美術の図録を受け取りました。
   が、別の機会に他の方からも同じものを贈ると言われました。
   さて、こんな時、あなたはどうしますか?


  
   Jacquelineの不正解:・善良な日本人らしく「ありがとうございます。でも、すでにいただきま 
              したので…」とお礼を言いつつ、お返しする。(立前)
              
             ・同じものが二つもあっても邪魔になるので、お返しする。(本音)


  

   ジェノヴェーゼ的正解: 初めてかのように感謝してありがたく頂戴する。
               そして、関心のある人に、それなりのお値段でお譲りする。


    *無料のものはだまってもらっておけ! そこから儲けを考えよ!という教えです。





Q2. あなたが契約する携帯会社の会社から、
  「今、10ユーロチャージすると、自動的に100ユ-ロ無料サービス中!」
  というお知らせが届きました。さて、どうしますか?



   ジェノヴェーゼ的正解:美味しい話には必ずといってよいほど裏があるものなので、通知の端
              から端まで20回ぐらい、注記まであまさず穴の空くほど読んで、
              自分の契約内容と新しい内容の金額の計算・比較した上で、
              なおかつ数日置いて、再検討する。





Q3. 夏です!海です! ビーチではどこに陣取りますか?



   ツーリスト:Cabina(カビーナ/脱衣場/部屋)、ビーチパラソル、サマーベッド…etc完備の
          プライベートビーチへGo!!!

  


   ジェノヴェーゼ的正解:もちろん、無料海水浴場、必要ならば備品事故持参。
              もしくは、プライベートビーチにCabina他を借りた友人のところに行く。





Q4. ジモピーではなさそうな人に、道およびインフォメーションを聞かれました。
   さて、どうしますか?
                  


   ジェノヴェーゼ的正解?: まず、かばん等の持ち物を裏手に隠すか、ギュッと小脇に抱え、
                それから、話を聞く。(ロンバルディア州出身者他の証言より)





Q5. 寄付を集めもしくは訪問販売の人が各家庭を回っています。どう対応しますか?


   ジェノヴェーゼ的正解: もちろんドアは開けず、
              
              「ゲムザデート!(ジェノヴァ方言:もう、あげたよ!)」と叫ぶ。







さて、みなさんのジェノヴェーゼ度はいかがでしたでしょうか???



・・・こんな嬉しくないステレオタイプのジェノヴェーゼ/リグ-レですが、

「けち」を
 
「risparmiatore(リスパルミアト―レ/倹約家)」

「parsimonioso(パルシモニオーゾ/つましい、質素な)」、


「閉鎖的な」を

「cauto(カウト/慎重な、用心深い、警戒心のある)」と言い換えれば、


なかなか堅実的な性格で、安定性はありそうですよ!(フォローになってます?)




だってね、フレンドリーで愛想がいいっていう性格も度が過ぎると、
一度しか会っていないのに根堀り葉堀り色々なことを聞かれたり、
家に突然来られたり、ほおっておいてほしい時にもほおっておいてくれなかったり・・・という

「invadenza(インヴァデンツァ/ずうずうしさ)」

 や

「fastidio(ファスティディオ/迷惑、わずらわしさ)」に、

時には豹変することもありますから・・・。




そう、ジェノヴェーゼ/リグ-レは、


「modesto(モデスト/謙虚な、控えめな)」


「non disturbatore(ノン ディストゥルバトーレ/(他人の)邪魔にならない人)」


のです! (フォローになってます???)




そんなジェノヴェーゼ/リグ-レと親しくなるには、
他のもっと開けた地域のイタリア人に比べると時間がかかると言われますが、
友だちになった時には「真の友」になれるそうです。



ということで、こちらにお越しの際には、
そんなことを頭の片隅に置いていただけると、
不可解なもしくは不愉快な思いも半減するかと思いますので、
そこのところどうぞよろしくお願いいたします。_(_ _)_ (笑)




そのうち、彼らのいいところもご紹介しますので、またお楽しみに。。。

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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 2

There are no comments yet.

ciaomami  

No title

ジェノバと言えば、やっぱりマルコですね!コロンブスは出てこない(^^;
マルコからケチというイメージは湧いてこないのですが
ジェノバ人の気質ってそうなんですね・・・!?(ポチっ)

2009/10/07 (Wed) 11:04

Jacqueline_ge  

No title

Mamiさん♪やっぱり日本人にとっては「マルコ」ですかねぇ、ジェノヴァは。日本では「コロンブス」って英語読みになっているし、
彼はスペインの援助でスペインから出発したので、あまりイタリア人のイメージもわきにくいですよね。
反対に、ジェノヴェーゼたちにとっては、「マルコ」はなかなか出て来ないですけど、でも、知っている人は知っていますよ。
マルコはお母さんを探しにアルゼンチまで行くようなコだから、やさしそうなイメージですよね。でも、すごく詳細な説明を読むとちょっと頑固だったりするところが、もしかしてジェノヴェーゼ気質っぽいかも?
マルコというと、わたしはあのサルのアメディオが思い浮かびます(笑)ちょっと古い名前なのか、周囲でこの名前のイタリア人にはあまり出会いませんが、たまに「アメディオ」「アメデオ」って名前を聞くと、反対に「あっ、マルコ!」って思ってしまいます(笑)

2009/10/07 (Wed) 22:34

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