fc2ブログ
jacquelinege

金髪・青い瞳の日本人

「日本人にもさー、金髪で青い瞳のひとっているの?」


こちらのイタリア人の先生のひとりに聞かれたことがあります。


ブリーチして、カラーコンタクトを入れているような日本人のことではなくて、
天然ものの金髪・青い瞳を指していました。


これ素の質問でした。



「いないでしょー ハーフの子どもで、片方の親が、金髪・青い瞳だったとしても、
いくらか髪や瞳の色が生まれつき薄くて明るいぐらいで、
完全な金髪・青い瞳の日本人は、きっといないよー。」


と、わたしは応えました。

(遺伝子的にこういう現象がありえるのかどうかまでは不明なのですが、
わたしの出会った限りでは、今のところそういう日本人は見たことがありません。)



先生 「へえー、そうなんだ。でも、日本人にも金髪で青い瞳のひとっているのかと思っていたよ。」





後日、その話を、他のイタリア人の友人にもしてみました。


すると、


「えっ!? いないの? 金髪で青い瞳の日本人は?」


・・・・・。


前と同様の説明をしてみました。



「ふ~ん、でも、わたし、Jacquelineが初めて知り合った日本人だし、

あなたは、金髪でも青い瞳でもないけど、もしかしたら他の日本人の中には、

そういう人もいるのかと思った。

たぶん、わたしのように、日本と日本人についてよく知らない人は、

そう思っても不思議ではないと思う。」




かなり、カルチャーショック!でした。


ところ変われば、自分が常識だと思っていたことは、他の人には常識ではないことの例でした。





反対に、約1年半以上の間、金髪だと思っていた人から、


「ここ数年は、金髪が板について自分になじんできたから、ずっとこの色にしているけど、

 素の髪の色は茶色なの。まあ、試してないぐらい、一通りの色は試したけどねー。」


と聞き、これもまたビックリしました。



あなた、生まれつきの金髪じゃなかったのね。。。




こちらでは、髪の色が濃い茶色から薄い茶色、栗色、金髪、黒・・・と
色々な色の髪を持った人がいるので、いきなり思い切った髪の色にしてみても、
少し経てば周囲にもなじむのでしょう。

まるで、生まれつきその髪の色だったかのように。


実際に、こちらの子どもたちの中には、生まれた時は金髪だったけど、
成長すると共に茶色くなったという人もすくなくはないです。





わたしが日本で働いていたときの同僚(先輩)の中に、


「帰国時の髪型、期待しているからっ!!」


と、何度も繰り返しわたしに念を押していた人がいました。



どういう意味? 異国帰りだとすごい髪型になるの?
外国だと、かなり思い切ったイメチェンも可能ということだろうか?


・・・と、彼の言葉の真意がよくつかみかねたものです。




Gさん・・・とりあえず、わたしは、まだ、金髪にも青い瞳にもなっていませんよ~。




でも、世の中には色々なひとが存在するので、


「金髪・青い瞳の日本人」が存在してもいいのかもしれませんね~。
関連記事
スポンサーサイト



jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 10

There are no comments yet.

きっこ  

No title

きっとGさんの言葉は「海外の美容院では日本人は苦労することが多い」ことを知ってのことじゃない?
多くの人が日本人という理由でコケシカットにされたりしているからね(爆)

そういえば私も留学時代そういうこと聞かれたことあったわ。
やっぱり彼らにとっては「目の色、髪の色」は様々で、月日の流れやその日の天候によっても変わるものだという認識があるじゃない。dから生まれてずっと黒髪・黒目(多少の色素の濃度の違いはあっても)というのも信じられないんでしょうね。
髪の毛のカラーリングもこっちの人は気軽に赤毛→金髪、黒毛→金髪とかに変えるけど、いろいろな髪の色の人が居て当たり前の環境だと大して浮きもしないのよね。
個人的には日本人には金髪はどうかな~、と思うけどね。
まぁ、個性もあっていいんじゃないでしょうかっ(爆)

2007/09/07 (Fri) 03:02

aiu**ryuga*u  

No title

日本人で金髪ってしっくりこないですね。目もブルーなんて・・・・。肌が白いから、金髪、ブルーが合うような気がしませんか?

2007/09/07 (Fri) 16:48

gellius  

No title

私もこの質問何度もされたことあるなぁ。
イタリア人がよく”貴方達中国人とか日本人とかフィリピン人って皆一緒でわからない!”って言われて腹立つけど、確かに皆同じ色の髪の毛とか目の色で、イタリア人みたいに大きな差があるってわけじゃないもんねぇ。
でもね、あたくし友達に純粋な日本人だけど、色素が薄くって目が茶色というよりは緑っぽい子が2人いますねぇ。後、病気だと思うけど、色素が全くなくって、金髪の人は見たことありました。

2007/09/07 (Fri) 20:10

Yukako  

No title

私も聞かれたことあるよ。特に子供が生まれてからは。
うちはリカちゃんの髪の毛が生まれた時よりも少しだけ明るい色になってきたので、金髪好きな義母が「この子は金髪よ!」としきりに言い張ってってますが、どこがどう金髪なんだよっ!って感じです。(爆)

イタリア人の色に対する感覚は日本人よりもずっとずっと細かいように思いますね。私、IDカードを作った時、目も髪の色も黒」と書こうとしたけど、役所の人に顔をマジマジと見つめられて「栗色ね」と言われたもんね。
あと、うちの旦那が持っている靴下。色が似ているけど、微妙に違う色をたくさん持ってるのよ。で、私は洗濯したあと、組み合わせを間違えてしまう時が多々あるんだけど、すぐにご指摘されるのよね。

あ、話がかなりそれましたね。失礼!(笑)

2007/09/10 (Mon) 17:08

Jacqueline_ge  

No title

きっこさん!Gさん、海外では東洋人は美容院で苦労すること知ってたんですかねー?こけしカット!(笑)わたしは、ストレートストレートの髪質ではないので、パッツンと切られても、手ぐしでくしゃくしゃっとすると、なんとかならなくはないんですが、逆に、ストレートパーマをもたせるように施術できない美容師さんが多くて困っています。わたしのイメージでは、海外在住の女性は、美容院探しで困るので、ロングになってしまう傾向が多いような気がします。

きっこさんも、髪や瞳の色について聞かれたことがあるんですねー。わたしは聞かれるまで、当たり前のことだと思っていましたが、人によっては、当たり前ではないということの一例でした。色々な人と関わると、視野が広がるものですね。

わたしが個人的に髪の色や瞳の色を大幅に変えたいということではないのですが、例えば、病気や突然変異で意思に関わりなく変わってしまった人や、反対に自分の意思によって変えている人がいても、それを奇異と思わずに普通に受け入れられる人でいたいな、と思います。

2007/09/11 (Tue) 16:25

Jacqueline_ge  

No title

aiutoさん!日本人で敢えてブリーチして金髪にする人は、他の人と何か変わったことがしたいのか、それとも自分にないものへの憧れなのか、多くの人と違うことをすることで何かへの反発を表明したいのか、いずれにしても、心理的要素が絡んでいると思います。

日本は島国で、ヨーロッパやアメリカなどに比べて様々な人種の要素がミックスされている度合いが少ないから、多かれ少なかれ似ているという認識が高くて、しかも、学校や社会においての規律(例えば、服装や髪型など)が他に比べてきっと厳しいから(わたしたち日本人は、それに大体慣れていますが)、無意識に「こうであるべき」「これが普通だ」みたいな感覚にとらわれやすいのかもしれませんね~。

2007/09/11 (Tue) 16:45

Jacqueline_ge  

No title

gelliusさん!この質問何度もされた経験があるんですねー。

”貴方達中国人とか日本人とかフィリピン人って皆一緒でわからない!”って、それぞれの国の文化、例えば、ファッション(服装・メイク・髪型など)のスタイルだとか、しぐさとか、背丈とか、そういう背景を知っていれば、微妙なところで、見分けられる時もありますよね~。反対に、アジア人からすると、こちらの人は色々な髪の色や目の色を持っていても、どこの国か見分けるのは難しいと思います。これも様々な国の文化や背景を知っていれば、見分けられる度数が高くなると思いますが。

2007/09/11 (Tue) 17:14

Jacqueline_ge  

No title

gelliusさん、続きです。

gelliusさんのお友だちには、目の色素が薄い人がいらしゃるんですね~。また、金髪になっている方も見たことがあるんですね。
日本の学校って、規律が厳しいところがあるから(規律が正されて良い場合もありますが)、例えば生まれつき髪の色が茶色っぽくても、それを宣言する保護者の報告書を提出するよう言われたりする人の話を何回か聞いたことがありますね。また、多くの人と異なるということでそれをネタにからかわれたりしたっていう人の話も聞いたことがあります。外見という意味で、目につきやすいところはあるかと思いますが、そういう違いを普通に受け入れられる環境・社会であることを望みますね。

こちらで、児童や学生の集団の中で、なじんでいるように見えるハーフや外国人であろう子を見つけると、日本の環境との違いなどを考えたりします

2007/09/11 (Tue) 17:15

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん!こちらの人は、小さい子どものときは金髪でも、大きくなるにつれて髪の色が濃く、茶色っぽくなってくる人がけっこう多いようですが、リカちゃんは反対の傾向にあるんですね!

南欧の人の中にも金髪の人もいますが、もっと北の方の国の人や東欧、ロシア系の人に比べて、少ないですよね。そのためか、「金髪・青い瞳」信仰の人けっこういるようですね~。前に学校の先生が言ってましたが、「けっこう、金髪・青い目って耳にしただけで、どんな人か知らなくても、キレイ!?/カッコイイ!?って思ってしまう人多いのよね~」だそうです。色々な人を見ていると、それはどうかな~?と思いますけどね。
あと、まだ日本にいる頃、休暇をとってイタリアに来る予定を立てていた時に、女性の上司から「えっ!イタリアに行くのー。イタリア人って、カッコイイ人ばかりでしょう~?」と言われたことがありますが、その発言もどうでしょうか?

2007/09/11 (Tue) 17:41

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん、つづきです。

IDカードの件、わたしが作った時は、係りの人に聞かれて「両方、黒で」と言ったので、自己宣言で「黒」と記載されていますが、あとでうよーく鏡で観察してみたら、目の色は、中心部は黒っぽいけど周囲は栗色でしたね。髪はまあカラーしているので、本当の黒よりは明るいけど。やっぱり、こういうのも対応する人によって細かい人と、適当な人がいるんでしょうかね~、イタリアだから(笑)

色の違い、例えば好みの色について指示したりするとき、わたしは細かいかもしれません(笑)グリーンでも、このグリーンではない!とか。だから、仕事なんかの相手が大雑把な人だと、相手は「細かいな~」ってイライラして思うかもしれないけど、わたしもなかなか納得しないですね~。

2007/09/11 (Tue) 17:42

Leave a reply