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jacquelinege

Il compleanno di Anna (アンナのお誕生日)

先週土曜日、先日洗礼式をしたアンナの1歳の誕生日夕食会に行ってきました。


本当の誕生日に日付は6月26日でしたが、平日だったということと、
彼女の家族は、通常スイスに住んでいることもあり、
週末に行うことになりました。



会場のレストランは、この前と同じSavona(サヴォーナ)県
Santa Giustina(サンタ ジュスティーナ)のレストラン、
La Girotta(ラ・ジロッタ)。

同じリグーリア州でも、ちょっと内陸の山の方です。

なぜ、またわざわざそこにしたのかというと、
アンナのノンノ(おじいさん)のお友だちのお店ということもありますが、
アンナのおばさんファミリーは、そこよりもさらに内陸の方の
Sassello(サッセッロ)よりも以北、ほとんどピエモンテ州との境に近い地域に
住んでいるため、海岸地域に住んでいる他の人たちとの中間を取って、ということでしょう。



ちなみに、ジェノヴェーゼたちから言わせても、
サッセッロは「美味しい町」というイメージがあるらしいです! 

たしかに、昨年、アンナのおばさん、マリエッラファミリーを訪ねた時に行った、
アグリトゥーリズモのお料理は、めちゃくちゃ美味しかったですね~。
山なので、海の幸は基本的にありませんが、
お肉や野菜、素材自体の味がものすごく美味しかったと記憶しています。
新鮮なんですよね。

電車が通ってないので、車がないと行けないのですが、山の避暑地という町のようです。

家の雰囲気も海の近くとは異なって、いかにも山の家、
スタイルもスイスの家に近い雰囲気がありました。

・・・と、サッセッロの家のスタイルを学校で語ったら、
ある先生には「それは、彼らにとってはすごい誉め言葉だね!」って言われたんですが(笑)




今回の誕生日会は、アンナを含めて11人と、洗礼式の時に比べると少人数で、
囲むテーブルもひとつでした。


気取らない家庭的なレストランの様子です。








アップで撮らなかったのですが、アンティークのものが色々飾ってあって、
音楽が流れてくるラジオは大変な年代ものだったり、
昔のタイプライターが置いてあったり、
昔の鎌とか農業に使った道具や料理の器具なども壁に展示されていて、
ちょっとしたミュージアムのようで面白いです。




今回の食事は、大げさにしないで、
アンティパスト(前菜)とピッツァにしようということになりました。

・・・といっても、アンティパストだけでもけっこうあるので、おなかいっぱいですー。



メニュー紹介(前回と同じレストランなので、使い回しの説明あり)
(●印は、リグーリア料理です)


お飲み物

・赤ワイン(自家製でしょうか?)

・ミネラルウォーター(ナチュラル/炭酸)


アンティパスト(前菜)

●牛頭のプロシュート(ハム)、ジェノヴェーゼペスト添え 
   牛頭って書くと、どんなの!?と思いますが、意外に普通。
   クセもなく自然に食べられます。

●パンニッチャ/パニッサ(Panniccia/Panissa ― リグーリア・特にサヴォーナの料理)
   ひよこ豆の粉に水を溶いて固めたものを見た目は葛餅のように切ったもので、
   色は卵豆腐風、食感はみつまめに入っている寒天のような感じです。

●ズッキーニのタルト(トルタ・プリマヴェーラ/パスクワリーナ(Torta primavera/pasqualina/春のタルトの変形ヴァージョンっぽいですね)  
   今回、パイ生地は使用されておらず、卵とズッキーニのみで作られていたのでしょうか?
   フリッタータ(オムレツ)とはまた異なる仕上がりで、卵生地にエアイン感があって
   軽い口あたりでした。

・サルビアの葉のフリット
   これ、簡単なのに、何気に美味しいです! 自宅仕様にもけっこうおススメの一品!

・ラタトゥイユ(パプリカ、セロリ、オニオン、にんじん、ナスなどを
        トマトソースとローレルの葉などと共に煮た野菜の料理。
        今回、ゆで卵が付いていました。)
   
   ラタトゥイユはフランス家庭料理で、イタリア料理のカポナータとどこが違うのか?、
   名前が異なるだけで同じ料理なのか?、ちょっと不明ですが、みんなが「ラタトゥイユだ!」
   と言ったので、そういうこのにしておきます(笑) 
   でも、ここのラタトゥイユ、野菜の煮方が、いわゆるイタリアっぽくなくて、
   にんじんなども固めでした。
   イタリア以外にお住まいのみなさん、
   イタリア人は一般的に、野菜を超がつくほどくたくたにやわらかくゆでたものが好みです。 

・ズッキーニと酢漬け イタリアンパセリ入りリコッタチーズ添え

●フリッシャー(ジェノヴァ語で、スペル不明)
   生地の作り方はポテトのニョッキと類似しますが、ポテトの分量を少なく、小麦粉の量を
   多くするそうです。2cmほどに切った生地を揚げたものです。




そして、各個人、ピッツァをオーダー。


わたしは、カプリチョーザ(トマト、モッツァレッラ、プロシュートコット、アーティチョーク、
黒オリーブ、キノコ)を、友人と半分ずつにしました。



ドルチェ(デザート)

・誕生日用のオーダーケーキ(持ち込み)
    前回と同じケーキ屋さんのものなので、女の子用ということで、デザインも似ています。
    アンナも食べましたよ! 
    







そして、パスティチーニ、プチケーキです。



デザートワイン

・マルティーニのスプマンテ


食後のドリンク

・エスプレッソ





出席者はほとんどが、アンナパパ、アレッサンドロの家族で、他、わたしを含めた数人の友人。



大型クルーズ船で働くというイタリア人彼&南米系彼女は、
わたしが日本人と知り、

「最近、日本食レストランで2回食べたよ!」

と言ったので、

どこで食べたのか尋ねたら、2回とも寄航先のパリだそうです。

通りの名前は忘れたようですが、日本に関するお店がずらーっと並ぶ、
ジャパンタウンのような通りがあると言ってました。


パリには日系のお店がけっこうたくさんあると噂には聞いていましたが、
思わず、

「パリに行きたいね~~~!!!」


の一言でしたよ!(笑)






* ここから、ちょっと楽しい雰囲気と一転しますので、
 影響を受けやすい方は、先を読まれることをおススメしません。




実は、この誕生会に出て、思ったこと。


アンナの1歳のお誕生日を、みんなで祝うために集まっているけど、
大人はみんな、それぞれ疲れているなぁ・・・ということ。


例えば、「仕事に行っている方が、家に帰った時よりどんない楽かっ!」という発言があったり、
アンナを含めて子どもは3人いたけれど、子どもの行動に目くじらを立てたり、
そのしつけについて、夫婦間でちょっとした言い争いが絶えなかったり・・・


それでも、こうして集まるのは、1歳を迎えたアンナのためもあるかもしれないけれど、
本当は、誰のためなんだろう、自分たちのためなんだろうか・・・



日本の方がもっと顕著かもしれないけれど、
新しく自分の家族を持って、親兄弟と離れたところに暮らすと、
何か機会でも持たなければ頻繁に会ったりはしないし、友人と会う機会も少なくなっていくだろう。



実際に、アレッサンドロはスイスで仕事をしていて、
独身時代は毎週末高速をとばして約5時間かけて、イタリアの実家まで帰ってきていたけれど、
結婚して家族が3人になったら、帰る頻度が2週に1回となり、
アンナが生まれてからは、1ヶ月半に1回帰ったらよい方で、
行事がある時に戻るというぐらいになった。



だからこそ、みんなが集まれる機会は貴重な時間なんだけれども、

その空間に憂いを感じる。



それは、本来は楽しいお祝いの席でも、
個々の持つ問題が消えるわけではなくて、
それそれが、きっと何かを抱えているからだと思う。。。


無邪気に笑ったり、泣いたりするアンナの様子にみんなが注目し、癒されながらも、
相反する側面を目の当たりにし、また、それを空気に感じる2時間だった。




そんなことが、以前に日本で観たイタリア映画、クリスティーナ・コメンチーニ監督の「わたしの一番幸せな日(Il piu` bel giorno della mia vita)」を思い起こさせた。




なにはともあれ、小さいアンナが幸せになるといいなぁ・・・と思う。







-おまけ-





山の通り沿いにぽっかり現れる、大きなダースのオブジェ。
これを目印にすれば、レストランは見つかります!







Ristorante Pizzeria 
“La Girotta”
Via M.Pippo,14
17044 Stella S.Giustina(SV)
Tel (+39) 019.706100
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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 10

There are no comments yet.

きっこ  

No title

annaちゃんオメデト~
ケーキがかわいいね。リグーリア料理もとっても新鮮だわぁ!
食べてみたいものばかりです!

そうそう、追記部分だけど。。
イタリア人って変に「こうあるべき」みたいな家族像やつきあいに翻弄されているところがあると私は思います。日本人なら「遠距離に住んでいるし、ここで仕事も家族もあるから仕方ない」で済むことがイタリア人ってそれでも頻繁に帰ろうとして疲れてイライラしたり。
イタリアでは「目に見えないものには心が届かない」って言葉があるけどまさにそれ。日本の「便りのないのは元気な証拠」とは反対なのよね。

で、思ったことも場を考えないで言っちゃうしね。日本人だったら表で笑って陰で喧嘩なんだけどね、イタリア人はそうはいかない。でも本人達喧嘩している意識もなかったりするし。
基本的にイタリア人って「自分が一番」ですからね。「自分のため、自分を思うが故の発言」が多いと思う。

2007/07/05 (Thu) 23:12

Riccia   

No title

可愛い、あんなちゃん!日焼けしてる?

パリには日本食屋さん一杯ありましたよ。Japan Town見たいなのもあって、とらやもブックオフもあるとか。私は今回残念ながらいけませんでしたが…安いチケットを探せば往復100ユーロちょっとで行けるので、近場で日本を感じる週末旅行にはもってこいですよ!

きっこさんも書いているように、イタリア人って家族は密に連絡すべしというおきてがあって、時代が変わってもそれを死守しようとする姿を感じます。たとえ、それが重荷になっても…
って、会いたいから会う、話したいから話す、じゃだめなんでしょうかね?その方が、話も盛り上がると思うんだけど…って言うと、うちの主人からは薄情って言われてますが…

2007/07/06 (Fri) 21:04

Jacqueline_ge  

No title

きっこさん! ちょっとブルーかな…と思いつつ書いた追記の部分に関して、コメントいただけて嬉しかったです。

実は、ここに書いてないけど(って、コメントの中で書いてたら同じような気もしないではないですが)、家庭でちょっとモメテル話とか色々聞いているので、余計にね、感じることが多くて。。。それでも、表面的に他人に見えるのはその一部であり、細かい個々の感情の全てはもちろん読み取れないんですけどねー。

でも、どうなんだろう、表面に出す分、こちらが思っているほど根が深くないのかな?彼らの中では。

イタリア人って「自分が一番」っていうの、すごく分かります(笑)日本人が、世界の中でも控えめな方なのかもしれないけど。
まあ、人間はまず「自分が一番」っていうのはあると思いますが、それがいかに表面に現れているかの違いですかね~。

2007/07/09 (Mon) 16:00

Jacqueline_ge  

No title

Ricciaさん! アンナはやっぱり日焼けしたんですかね~。たしかに、バッテーズィモの時に会った時より日に焼けたような気もします。スイスに住んでいるのに!(笑)

そうそう、パリの話、まさにRicciaさんのところのコメントを読んで彷彿としていたんですよね~。(笑) わたし、パリはトランジットでしか通ってないので、初めて行くのなら、やはりパリらしいところを観光しないといけないんでないの?と思うのですが、Japan Town惹かれますよね~、かなり。日本のもの、買出ししたい気分ですよね~。

2007/07/09 (Mon) 16:32

Jacqueline_ge  

No title

Ricciaさん 続きです。

「家族は密に連絡すべし」って話題、やっぱりRicciaさんのところで、コメントしたことよく覚えています。イタリア人、家族のつながり強し・・・みたいなイメージけっこう強いですが、話によると、現代では核家族化も進んでいて、老人の一人ぐらしでも、家族が世話するより、赤の他人である家政婦さんや介護の人をつけているところが多かったり、病院や老人ホームに入っている親御さんの面会や付き添いに、家族が全く来なかったりするところもけっこうあるみたいです。日本を含むアジアの国は、儒教の教えが伝統的に残っているからか、「年老いた親の面倒を見るのは当然」っていう考えがありますが(特に、中国や韓国は、その考えが日本よりも強いですね)、ヨーロッパではけっこうその考え薄いですね。独立主義みたいな。

ちなみに、うちの場合、外国にいるわたしは実家に頻繁に電話しますが、東京にいる弟妹は用事がある時にしか電話しませんね。。。まあ、わたしも東京にいる時には電話を受ける方が多くて、外で両親に会っても、なかなか実家には帰っていませんでしたが。。。

2007/07/09 (Mon) 16:35

Yukako  

No title

アンナちゃん、かわいいわね~。うちの下の子もあと2ヶ月弱で1歳だから、そのかわいいお帽子かぶせてあげたいわん。

それと、
>大人はみんな疲れているなぁ

グサッ!うちも同じだよ。
一番疲れるのは夜、寝られないことでしょうか...ネムイ...
子育てに疲れてるのに、さらに周りの家族がうるさくて余計に疲れることってありますね。私も上の子が生まれた時、イタリア的リズムに慣れなくて結構ブルーになりましたっけ。
イタリアは、子供が生まれてから家族、親戚間で亀裂が入るうちが多いと思います。私の周りにもいっぱいいるのよ。

>例えば、「仕事に行っている方が、家に帰った時よりどんない楽かっ!」という発言があったり、

グサグサッ!私は外で働いてないけど、子供がいなくてお仕事していた頃に戻りたいと思うことあります。本気でそうするつもりはないけど...つーか、もうできないけど(涙)

2007/07/09 (Mon) 23:53

Yukako  

No title

続きです。

>アンナを含めて子どもは3人いたけれど、子どもの行動に目くじらを立てたり、そのしつけについて、夫婦間でちょっとした言い争いが絶えなかったり・・・

グサグサグサッ!うちは子供2人だけど、子供に目くじら立てっぱなし、怒鳴りっぱなしだよ~。だってうちの子、Super vivaceですから。ほったらかしといたらどーなるか!想像するだけでもオソロシイ。
でも、言い争いも多いけど、笑いも多いので、いいかなとは思ってますが。

アンナちゃんもこれから健康に幸せにすくすく育ってくれるといいですね。

2007/07/09 (Mon) 23:54

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん! この帽子、お店のシニョーラがケーキを持ってきた時にかぶっていて、それをアンナにかぶせたんですけど、大人用だから、子どもにはぶかぶかで、支えてないと顔まで隠れてしまうんですよ~!

実体験からの貴重なコメントをありがとうございます。

実はアンナファミリーもインターナショナルなんですよね。パパはイタリア人ですが、ママはウクライナ人、そして彼女の1度目の結婚でのウクライナ人の子どもが11歳、そして、彼らはスイス・ドイツ語圏に通常住んでいます。ウクライナの人は、けっこうイタリアにも働きに来ていますが、彼女(ママ)はそういう経緯ではないので、イタリア語はほとんど話せないんですよ。日常、家庭内では彼らは英語メインでやり取りしていますが、そこにパパのちょっとしたロシア語が入ります。イタリアの方の家族がほとんど英語を話せないので、彼女もこの2年でちょこっとイタリア語をイタリアに来た時に日常の中から学んでいますが、会話となるとやはり難しいんですね。

2007/07/10 (Tue) 17:37

Jacqueline_ge  

No title

続きです。
そういうわけで、さらに複雑なんですね。それでも、彼らの親戚関係は最初の頃は良くなっているのでは?と傍目には思うわけですが。。。

「仕事に行っている方が、家に帰った時よりどんなに楽かっ!」というのは、アンナパパの妹、アンナズィアの台詞ですが、3人いた子どものうち1人が彼女の子で、イタリア人11歳、アンナ兄と同い年です。アンナが小さくて手がかかるので、アンナズィアが自分の子とアンナ兄に目を光らせているのですが、このぐらいの同い年の男の子はやんちゃですよね。アンナ兄もウクライナ人ですが、このぐらいの年の子の吸収力はすごい、というか、適応せざるを得ないのかもしれませんが、ロシア語以外に、家族の共通語の英語、イタリアで話すイタリア語、学校で勉強するドイツ語と、話す相手によって使い分けをしていて、なんとかやっているのがすごいんですよねー。そんなアンナ兄とアンナ従弟は、仲良く遊んでいるときもあれば、何につけてもライバル意識っていうのもあるわけですね。それを統制する?アンナズィアも大変なところはあると思いますが、片方の親なだけに、色々屈折した思いもあるのでは、と推測します。

2007/07/10 (Tue) 17:42

Jacqueline_ge  

No title

続き2です。
しつけに関しては、アンナパパいわく、ママは兄の方のしつけや教育方針に関してはパパの意見を聞かないところがある、って言うんですよね。彼女の方の考えを直接聞いていないので、片方からの話で判断するわけにはいかないのですが。

男の子を育てるのは大変と聞きますが、女の子も色々性格があるから活発な子の場合は、やっぱりお母さんが大変なんでしょうねー。でも、東洋系の見た目で、すごく大人しい子だったら、こちらでやっていくにはけっこうしんどいかもしれませんね。そう考えると後々のためには、良いのでしょうか?お母さんは、本当に大変だと思いますが・・・。

この前、ママが言っていたんですが、アンナはスイスにいる時はおとなしくてそれほど手のかからない良い子らしいのですが、イタリアに来ると興奮するのか、ちょっと手がかかるそうです。スイスに戻るとまた戻るみたいですが。イタリアの環境が子どももやんちゃにするんですかね~。今、彼ら、パパも含めてウクライナに初の里帰りしてるんですけど、アンナにとっての初のウクライナの環境では、どんな反応を示すのか、レポートが待たれるところなんですよねー。

2007/07/10 (Tue) 17:47

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