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jacquelinege

日本人によるリグーリアランチ 1 -Torta di cipolle(トルタ・ディ・チポッレ)-

スイスから帰省中の友人ファミリーがあちらに帰る前に、
もう一度会っておこうということで、ランチをしました。

この機会に、しばらくの間作ってみたいと思っていたリグーリアレシピで、
なかなか重い腰が上がらなかったメニューを作ってみました。


そのメニュ-とは、これ↓を使いたかったから。





いただきもののCipolle rosse genovesi(チポッレ・ロッセ・ジェノヴェーズィ)。

日本では、こういう色だと紫玉ねぎって呼びますでしょか?
こちらでは、赤玉ねぎだって。




Torta di cipolle -トルタ・ディ・チポッレ/玉ねぎの(惣菜)トルタ-【リグーリア料理】

材 料 (8人分): 中身/赤玉ねぎ(紫玉ねぎ)1kg、乾燥キノコ 30g、
             EXVオリーブオイル大さじ4杯、塩・コショウ適量
             すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノチーズ 40g、                                生地/薄力粉 500g、EXVオリーブオイル大さじ4杯、塩
          *わたしは、上の生地を格子状にしたので、薄力粉は400gに減らしました。
          *玉ねぎもあるだけで、750gぐらいで。

難易度 : 中

準備時間 :30分 + キノコを水で戻す時間 30分

調理時間 :1時間


手 順 : 

1)乾燥したキノコをぬるま湯につけて30分ほど置き、戻します。

2)玉ねぎをむいて、約0.5cmほどにスライスした後、水で洗い、塩を入れたお湯で5分ほどゆで、
  それから、湯を切り、クッキングペーパーの上にあげ、水気を取ります。

3)1)で戻したキノコの水気を絞って、適当な大きさに刻みます。





4)鍋にオイルを5さじ分温め、2)の玉ねぎと3)のキノコを入れ、
  よくかき混ぜながら弱火で10分ほど炒めます。






5)4)の火を消して、すりおろしたパルミジャーノを加え、塩・コショウで味を調えます。

6)薄力粉、オイル、塩ひとつかみ、約2dlの水をやわらかくなるまでこねて、
  トルタ(パイ)生地を作ります。

7)6)の生地を2枚の生地に伸ばし、その1枚をオイルを塗った直径26cmほどの型にのせます。

8)7)に5)のフィリングを入れ、その上に7)で作った生地の残りの1枚をかぶせ、
  端を指で押してよく閉じ、表面に(フォークなどで)細かい穴をつけます。
   *わたしは、上の生地はリボン状に切って、格子状に飾っています。

9)約180度に温めたオーブンで、約45分ほど焼きます。
  表面がキツネ色に色づいてきたら、オーブンから出して冷ましてから、テーブルへ。









このメニューにおススメのワイン :

★ Colline di Levanto Bianco

★ Fiano di Avellino(bianco)




アンティパスト(前菜)は、夏らしくメロンと生ハム&プロシュット・コット(ゆでてあるハム)、サラミ。

生ハムメロンは、好むと好まざると
わりと日本のイタリアンでも出ている前菜ですが、
意外に普通のプロシュットとの組み合わせでも美味しい。

そして、プレーンなフォカッッチャ。

パスタは、言わずもがなトロフィエ・アル・ペスト


そして、トルタ・ディ・チポッレはまあアンティパストの分類なのですが、
今回はセコンドとしてメインの順番で。





話していて、トロフィエが食べ終わっていないので、
両方お皿にのっていますが。


ウクライナ人の奥さんオルガが、切り分ける前にトルタを見て、

「これは、何?」

と質問するのに対して、

わたしが先に説明したのを聞いて知っているのに、
ふざけて、

「アップルパイだよ!」

と言うアレ。

オルガ「えっ?アップルパイ???」

わたし「違う、違う、オニオンパイ!」

アレ「リグーリアのレシピなんだよ。
   日本語ではトルタ・ディ・チポッレは何て言うの?」

わたし「・・・日本語っていうか、英語からだけどオニオンパイ。」

アレ「えっ?」

わたし「いや、チポッレは玉ねぎって日本語があるから、玉ねぎパイとも言えるけど、
    トルタ(ケーキ・パイ)というものは元々日本になかったものだから、
 日本語固有の名称はないの。」


その後、ジャガイモのリグーリア風。
(刻んだニンニクとオイルとヴィネガーで和えたもの。
 本来は、刻んだイタリアンパセリも入るけど、スーパーで売り切れてたのでなし。)


デザートは軽く、持参してもらったジェラート盛り合わせ。




黄桃、レモン、ブルーベリー、イチゴ・・・ともう1種類は何だったけ?


今回は日本食ファンはいなかったので、リグーリア料理の方が安全パイ。

たとえ、メンバーの過半数がリグーリア人でも、
イタリア人は地元料理大好きだからOK。

実際に特に受けがよかったのは、地元組み。

それに、アレはイタリアンもそうだけど、
普段リグーリア料理に飢えているので、日本食よりよほど喜ばれます。


まあ、わたしが日本に帰国した際に、
日本に在住している外国人に和食を作ってもらうようなものですか?(笑)


そうそう、今回も天気予報で天候が悪くて、
朝になっても真っ暗だったので、
日本のオタスケマンのに活躍していただきました!






ジャーン! 

そう、てるてるぼうずくーん♪
(ってか、1年ほど使いまわし。。。)

彼は今回もGood jobだったので、
歌の通りに鈴をあげなければいけないのでは?
と言われ、初めてかけてあげました~(笑)
(歌通りだと金の鈴だけど、そこは許せ!)

心なしか嬉しそう?(←いや、そういう顔に描いたんでしょ!)


最後に・・・、
ちょっと前に3歳になったアンナ語録の中で、
兄アントンを呼ぶ時、なぜか
「アントワ~ヌ!」とフランス語風になるのが妙にわたしのツボにはまって、
(彼らはドイツ語圏在住で、家庭ではイタリア語・ロシア語・英語が飛び交っているけど、
まだ未就学児のアンナがフランス語を聞く機会は非常に稀なんです。)
真似っこしてみました~♪



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90位台から100位台前半行ったり来たり。ありがとうございます~♪




あとですねー、YahooIDをお持ちの方だけしか投票できないのですが・・・(汗)

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押してやってくださいませませ



日本だと、玉ねぎって北海道産というのが
メジャーなんでしょうかね。
紫玉ねぎって、サラダに生で入れるのが
日本では定番ですが、
ぜひ、↑玉ねぎ好きなみなさん、これ作ってみてください♪
じっくり火を通して甘みが出るのが美味です。
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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 10

There are no comments yet.

regina  

No title

わぁ~、紫玉ねぎ!!我が家はサラダにして食べるぐらいなんですが、トルタにできるとは(._.) φ メモメモ
昨日、ラスベガスのバフェで食べたのですがやっぱりサラダでした。コッリーネ・ディ・レヴァントもフィアーノ・ディ・アヴェリーノ、どちらも好きなワインです(*^^*)ポッ!!
トロフィエ食べたいです...

2009/08/19 (Wed) 06:19

mek*pos*  

No title

1kgの玉ねぎをむいて切るのは大変だったでしょ?
手間と時間が必要な料理だね。
でもとても美味しそうだわ!

紫玉ねぎって火を加えると色が抜けてしまうので生で食べる方が多いかな。

2009/08/19 (Wed) 11:27

cas**lanca*8*0  

No title

う、うまそ~! パイも大好きなんですよ!(好きな物ばっかり…)

イタリア生まれのテルテル坊主。威力は絶大なんですね。
ほっぺは赤いし、ビーズはついてるし、かわいいですねー。

2009/08/19 (Wed) 11:58

まなか  

No title

たまねぎパイって食べた事ないです。
美味しそうなので早速作ってみます~

お洒落で可愛いてるてる坊主君に、ポチッ☆”

2009/08/19 (Wed) 14:52

Miglio  

No title

イタリアの情報、楽しみにします。
お恥ずかしながらお友達になれなかったからか
お返事が送信できませんでした。
この場をお借り致しましてお礼申し上げます。

2009/08/19 (Wed) 22:40

Jacqueline_ge  

No title

Reginaさん♪そう、紫玉ねぎってサラダぐらいでしか見ないですよね。このトルタに合うワインの名称を記載している時に、やはりワインと言ったらReginaさんが思い浮かんだのですが、両方ともご存知なんですね!さすがです~♪
トロフィエ、Reginaさんの夢にまで出そうですね。^^

2009/08/20 (Thu) 21:38

Jacqueline_ge  

No title

めかぽしさん♪玉ねぎ、実際は750gほどだったんだけどね、たしかに、目に来たね。。。(*0*)
そうねぇ、他にも手間がかかるもの作っているから、思ったより時間かかるなぁとは思ったけど、他のに比べて跳び抜けて大変とは思わなかったかな。ただ、やはり人に出すとかではないと、なかなか気合が入れにくくはあるね。しかも今オーブン使うのは余計に暑くなるからね。

わたしは、玉ねぎを生で食べるっていうのが、あまり好きではないのよね。口に後味が残るから。
サラダバーなどで選べるとしたら、あっても取らないかな。

2009/08/20 (Thu) 21:43

Jacqueline_ge  

No title

cas**lancalanca*8*0さん♪パイ好きなんですね~。これは最近作ったものですが、実はまだUPしていないもので、リグーリア料理の惣菜タルトいくつか作っているんですよ。追々、記事にしますので気長にお待ちください♪

そうなんです、このてるてる坊主、けっこう効いているんですよ!驚くことに(笑)晴れてくれないと、少なくとも雨は止んでくれないと!という時に実際に窓の外に下げてみますが(日本では、そんなのしたことなかったですよ!)、ホントによく効くのです。自分でしておいて、ビックリですよ(笑)
こんな3秒で作ったようなものなのに、顔を書いてしまったらカワイクて捨てられなくなりました。^^

2009/08/20 (Thu) 21:49

Jacqueline_ge  

No title

まなかさん♪美味しかったです、ぜひ作ってみてください~♪けっこうシンプルな材料ですが、キノコの風味が玉ねぎに移って、よい感じですよ。

上の玉ねぎの水気を取っているキッチンペーパーで作ったてるてる坊主ですが、こちらの人には、「これを作るには何かそれ用の布とか紙が必要なのか?」と聞かれたりします。
イタリアでてるてる坊主を広める会の会員(ウソ)としては、着々とそのその存在を広めております(笑)
ポチ、ありがとうございます!

2009/08/20 (Thu) 21:55

Jacqueline_ge  

No title

Miglioさん♪ブログへのご訪問&コメントありがとうございます。
わたしの考えを説明させていただきますと、YahooのSNS機能で「お友だち」登録になっている方は、わたしの場合、元々のお友だちか、まずはブログでコメントを通してすでに話している方なんですね。
そして、その機能で「お友だち」になっていようと、なっていまいと、ブログなどのコメントを通してお話させていただいている方たちは「ブログ友だち」なんですよ。
もしMiglioさんが、イタリアのことをお知りになりたくて、ブログの記事とは関係ないところで、わたしに何か質問されたいことがありましたら、ブログのゲストブックに書き込んでいただいたり、また一般に非公開をお望みなら、YahooのIDをお持ちなので、そこで内緒コメント(書いた人とブログの管理者にしか見えません)を送ることもできますし、同じくゲストブックの挨拶文には、わたしにメールが届くアドレスも載せていますので、そちらに送っていただくこともできると思います。
なので、その機能に特にこだわらないでいただけるとありがたいです。

今後ともどうぞよろしくです~。

2009/08/20 (Thu) 22:13

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