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jacquelinege

イタリアでHAIKU

先日、図書館で雑誌を読んでいたら、星占いの文章の中に、
なにやら日本語らしきフレーズを発見しました。


Nesetsukeshi ko no/Sentakuya natsu/No tsuki


うんっ?何か変?

これは、文章中に出てきたので、1行に書いてあったけど、
3行に分けて書くと、


Nesetsukeshi ko no

Sentakuya natsu

No tsuki


↑こうなるということで、/(スラッシュ)の後(文頭)がみんな大文字なんですかね。


でも、日本語としてこういう切り方すると分かりにくいので、

これは、順番が間違っているのかな???
と思って、調べてみましたが、
漢字かな混じり文で書くと、


ねせつけし子のせんたくや夏の月


さらに、5・7・5に分かち書きしてみると、


ねせつけし 子のせんたくや 夏の月


俳人、小林一茶(1763-1827)の句でした。


ちなみに、出ていたイタリア語訳↓

Ha messo a dormire il bambino
E ora lava i vestiti
La luna d’estate


反対に直訳すると、

子ども(正確には男児、日本語からは性別は分からないですけどね)を寝かせつけた
そして、今、服(時代背景的には着物)を洗う
夏の月


まあ、状況を説明すると概ねそういうことですが、
オリジナルはもっと簡潔ですよね。


寝かせつけた子のせんたくだよ、夏の月





ところで、以前にこの記事でちらっと書きましたが、
わたしの周囲では、知り合いにイタリア語でHAIKUをしている人がけっこういまして、
ちょっと前に、その団体のメンバー主催のHAIKUの講演会に呼ばれました。

その時にその団体のイタリア人の会長さんを紹介されましたが、
風貌とか服装がなんだか仙人のような方でした。
(思わず、知り合いの人に「彼は、仏教徒だったりするの?」と
こそっと聞いてしまいましたが)


聴きにきている人は、俳句に関する知識がある人だけではなく、
一般の人も含まれているので、
簡単な説明もありましたが、
発表されたのは、すべてイタリア語のHAIKUでした。


イタリア語のHAIKUというのは、
冒頭で紹介したような日本語の俳句のイタリア語訳ではなく、
イタリア語で最初から作るものです。

この講演会では、イタリア語での俳句の作り方、規則などは説明されなかったので、
詳しくは説明できないのですが、一応、5・7・5や季語を入れるルールはあるようです。

まあ、日本とイタリアでの生活文化の違いから、
微妙に季語にも違いが出てくるとは思うのですが、
講演で聞いた作品の中には、春・夏・秋・冬・をそのまま使っている場合が多くて。。。(^^;;;;;



日本では俳句や和歌・短歌などの会などに参加したことがないので、
どのように発表されるのか、実際に聴いたことはないのですが、
この講演会での発表の仕方は、とても独特でした。


3人の女性が順番に朗読するのですが、
途中、途中に、区切るためか、雰囲気を出すためか、
仏壇でならすような、チーンという音がしたり、
(同じものを使っているかはよくわかりませんが)
ザザーッと波/雨の音のような音がする楽器?を使ったり。


周囲の人には、わたしが日本人だということで、

「日本でもこういう風に発表するの?」

と聞かれましたが、

うーん、たぶんしないでしょう。

まあ、パフォーマンスとしては、面白いですけどね。



以前に中学校でおりがみレクチャーをしましたが、
そのクラスの子たちは、この団体の協力で、
日本の俳句の概略とイタリア語HAIKUのレクチャーを受けたそうです。


こういう他国の文化、
しかも、自分の国から遠い国の文化を学校で知る機会があるっていうのはいいことだなぁ、
と思いますが、
それが、全員が全員受けられるわけではないのが惜しいところです。
(担任の先生がこういうことに積極的かとか、知り合いにコネがあるかとか、
そういう問題があるのです。)



ところで、このイタリア語HAIKUの団体、イタリア語での作品コンクールも行っているのですが、
わたしのところにもその応募の案内が毎回届きます。


講演会に参加して、ちょっと作ってみる気になってみたりして!!?


イタリア語HAIKUで優勝して、日本帰国航空チケットGet!?















あっ、でも、もうそんなリッチな賞は出ないんだっけ。。。

(今は、焼き物のお茶碗とか、HAIKUの本とかです、たぶん。)




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英語/英訳俳句はすでにけっこう出ているし、
かといって、イタリア語俳句の本はなかなか見つからないですね。
「俳句セラピー」とか「俳句心理学」なんていうのもあって、
それはそれで、なんだか面白そうだったのですが、
今回は鑑賞用に美しそうだったので、
これにしてみました。
装丁も素敵な感じです。
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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 6

There are no comments yet.

福光潤  

No title

おはようございます!(o^∇^o)ノ

イタリア語は音節の句切れがタイトで
英語より日本語に近いから、
俳句には向いていますね。

5-7-5音節ルールのみの英語俳句は、
まだまだ英語圏で人気がありますが
(といっても季語を気にしないので川柳っぽいですが)、
ボクもちょっとはじめてみました。

http://twitter.com/eigohaiku

字数制限下の文章アートですね。

それでは~♪
(^J^)F

2009/07/09 (Thu) 09:06

ari*a*iakt  

No title

おじゃまします^-^; イタリアで俳句ですかぁ、素敵ですね。なかなか風流ですよね。
俳句には縁がない私です・・イタリア語も普段しゃべらないとだんだん忘れていくんですよ。イタリアでは折り紙を折ると喜ばれました。図書館は好きで利用します。私は読書が好きなので「絵本も」なかでも須賀敦子とか・・ウンベルトサバの詩集はお気に入りです。本がないと困るんですよ「笑」行く場所がない、と感じるんです。あるいは居場所がない、と。読むというより出かけて行く場所なんです。指摘されるまでもなく、これは完全に逃避ですね^0^*

2009/07/09 (Thu) 12:56

cas**lanca*8*0  

No title

HAIKUですか。おもしろいですね!
季語があるっていうのがスゴクいいです。

言葉遊びや音を重要視するのは日本だけじゃないんですねー。
日本の伝統というか昔からの文学というか、認められてるようで嬉しいですね。すこし違う楽しみ方もあるみたいですけど(笑)

2009/07/09 (Thu) 19:44

Jacqueline_ge  

No title

福光さん♪早速、英語俳句されたとのことで、拝見しましたよ!
川柳は、色々な会社の企画・募集されて、一般の人もけっこう作ってますよね。日常のことを、季語と関係なく5・7・5に当てはめていくので、作りやすいんでしょうね。

優雅さからすると、短歌の方かなぁ?と個人的に思いますが、
長い分、伝統にのっとって作るとすると難しいでしょうか?
昔のも、現代のも、女流歌人の作品が好きです♪

2009/07/14 (Tue) 19:58

Jacqueline_ge  

No title

aritariaktさん♪なぜか、一部では流行っているんですよね~。
日本の文化が海外に知られていくのは、日本人にとっては嬉しいことですね!
外国語って、母語でもないと、使わないと出てきにくくなりますよね。。。これは、その言語を話す国に住んでいても、触れる機会が少なくなると退化しやすいので、油断禁物なんですよ。

「須賀敦子」さん、名前は聞いたことがありましたが、日本語からイタリア語翻訳して、日本近代文学をイタリアに紹介していたパイオニア的な人なんですね!今度、本屋さんで見てみますね。
ウンベルト・サバがお気に入りということでしたが、初耳だったので、早速、図書館でアンソロジーを借りてきました~。
特にお気に入りの詩ってありますか?
aritariaktさんにとって、図書館は「読むというより出かけていく場所」なんですね。それは、書店でもよいのですか?
それが「逃避」であったとしても、お気に入りのスポットや心の拠り所(それは、場所でなくてもいいとは思いますが)があることは、
幸せなことですよ(^^)

2009/07/14 (Tue) 20:21

Jacqueline_ge  

No title

cas**lanca*8*0さん♪イタリア語HAIKUにも一応季語は入れるんだと思うんですけど、日本人の季節観とは少し異なるのと、わび・さびを感じさせるようなものは難しいでしょうね。
一般のイタリア人が、日本の俳句という文章からわび・さびを感じ取るのは、ちょっと難しいのかもしれないですが、好きな人は、枯山水の日本庭園とか、盆栽とか、そういう視覚的に分かりやすいものはたまらないらしいですよ!知人でも、ミニチュア枯山水(もどき)を持っている人が数人います(笑)

音・言葉遊びという意味では、イタリア語も色々ありますよ。
詩は、歌詞などでもそうですけど、韻を踏む単語を使ったりします。
同じ単語で2つ以上の意味を持つものなんかでは、言葉遊びもしますよ。

2009/07/14 (Tue) 20:38

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