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ミノタウロスのラビリンス

おりがみレクチャーの翌日、中学校の先生から招待され、ミノタウロスのラビリンスの除幕式に行ってきました。






ミノタウロス(minotauro-伊)は、
ギリシャ神話に出てくる牛頭人身の怪物で、
迷宮の中に閉じ込められていました。


今回は、わたしがおりがみレクチャーで訪問したクラスの生徒たちがミノタウロスの頭を、
先生方が網で林の中にラビリンスを作製しました。



朝の11時オープン。


ドナテッラ先生が、到着したわたしを、
他の先生や生徒たちの父兄の方々に紹介してくれました。






数人ずつ探検に行きましょう! 

列を成すと、ラビリンスを探検する味わいがなくなりますので~。




話しかけてきた女のコに、

「一緒に入る?」

と聞いたら、


「ゴールまでの道筋のヒントを教えてあげてもいいけど、一緒に行ったらつまらないよ!」

と言われました。(^^;;;





さて、では行ってみましょうか?








おーっと、行き止まり。







戻りましょう!








ゴールでーーーす!!!






やっとミノタウロスを発見できました!



ここには、色紙に感想を記して、アルミホイルが貼られたボードに挿します。



わたしも書いてみました。

.........................................

すばらしいね! 
なんてアーティスティックなミノタウロス!
色使いが芸術的で、いいね~。
次回は、ぜひおりがみでも作ってみてね!
夏休みの宿題です(笑)

Jacqueline

.........................................



・・・とこんな感じです。




クラスのコが、口々に話しかけてきます。


「ねえねえ、しゅりけんの続きはいつするの?」

「昨日、サムライ(奴さん)を作ってみたけど、学校に置いてきちゃったー。」

「おりがみのサイトで、ツルとハートの作り方を見たよ!」



おりがみ熱、まだ冷めやらぬというところですねー。




わたし「夏休みの宿題ってことで、色々作ってみてね!」


ええ、宿題出しておきましたよ。




先生から「日本の学生に比べてにぎやかでうるさいぐらいでしょう?」と聞かれましたが、
実際、11―12歳の子ども(イタリアでは中学生なので、子どもと呼ばない方がいいようですが)
としては、日本人もイタリア人もそれほど変わらないんじゃないかなー、と思いました。

なので、そう応えたのですが、先生は「そうかしら? わたしは、実際に日本の学生に会ったことがないので、本当のところは分からないけれど・・・」と、納得しないようでした。

「日本人はおとなしく、控えめだ」というイメージを払拭できないのでしょうかねー。



子どもたちは、その年であれば生まれた時からこの地にいるというコが多いと思われますので、
彼らもジェノヴェーゼ/リグレ(リグーリア人)ですが、
この土地の大人たちに比べると、もっと開放的です。
集団であるということもあるかもしれませんが、
外国人のわたしを前にしても、何のてらいもなく話しかけてくるコが多かったです。


きっと、まだ先入観が少ないからなんでしょうねー。

彼らのキャンバスには、
これから、いくらでも色々な色を使って、
様々なコトをたくさん描いていけるんだろうなあ、と思いました。




キミたち、素直な気持ちで、のびのびと育ってね~! (^0^)
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Posted byjacquelinege

Comments 8

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Yukako  

No title

ふむふむ。こちらの中学校ではこういうことやるのね。
これは学校の敷地内なのかな?迷宮を作るのは大変そうな気がしますが、先生がんばったのね。

日本人の子供達が学校で大人しく学んでいるイメージはあるかもね。私も元教員から「日本の子達は遊んでばかりいないわよね~。しっかり勉強してるでしょ~」とか言われたことありますよ。
でも噂によると、最近の日本では、人(先生)の話を聞けないで教室内をウロウロする子供が増えているんだとか。
ま、にぎやかなのと落ち着きがないのとは意味が違うけどね。うちの子達も後者にならないよう気をつけなきゃ。

2007/06/21 (Thu) 17:45

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん!この林は学校の敷地ではなくて、もともとはどなたかのVillaがあった敷地が、いまや税金対策のためか、州?に提供されたものですかねー。この迷宮は、夏いっぱいはこのままにしておくらしいです。彼らは、自分たちの学校がある駅から、電車に一駅乗って来ていました。こちらの学生は、小・中学生でもよく電車に乗って、遠足や社会科見学に出かけているのを見かけますね。

アジアの子ども(と言っても、私の知る限りでは、日本・韓国・香港)たちは、宿題が多かったり、塾や補講、家庭教師に着いたりと、学校以外での学習を強いられるケースが多いと聞きますね。でも、話によると、こちらのコたちも宿題はけっこう多いようですが。ただ、家族の対応が違うんですよねー。日本だと「宿題やったの!?」って聞くと思うんですけど、こちらでは、子どもが遅くまで宿題をしていると「もう、いいわよ、終わらなくても~」って言う家族が多いらしいです(笑)

2007/06/21 (Thu) 19:53

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん、続きです。

わたし、日本で学校の先生と関わる仕事をしていた時もありましたが、その頃でも、都会だけではなく地方の小学生の中にも、授業中にウロウロ徘徊して、教室だけではなく校庭に出て行ってしまうコもいたって、聞きましたねー。

2007/06/21 (Thu) 19:54

きっこ  

No title

かわいらしいラビリンスですね。これなら迷っても怖くないね!
確かに日本人はおとなしいってイメージがあるよね。
でもイタリア人の少年少女を見ていると本当に声がでかい!気がするんだけど。。授業中について言えば「おとなしい=マナーが良い」ってわけでもないよね。日本人の少年少女も騒がしい子もいるけど、イタリア人は本当にうるさい!電車の中とか通学生が一緒の時間帯だとつらいです~

2007/06/22 (Fri) 06:32

Jacqueline_ge  

No title

きっこさん!そうなんです、あまり怖くないんですよ(爆)中学生にもラビリンスとしては物足りないらしく、網をくぐったり、中で数人が走り回って追いかけっこをしたりしていたので、先生方にけっこう長時間怒られていましたー。
大人の間では、夜に来た方が雰囲気があって面白いかも…なんていう話題が出ていたので、お化け屋敷みたいな仕掛けを用意すると、もっと面白いかも!と言ってみました。でも、林なだけに、夜になってこうもりとか出るようだと、髪の毛にへばりついたりしたら、取り外すのは大変だし、顔面にぶつかったりするのを想像するだけでもゾッとしますねー。(汗)

2007/06/22 (Fri) 16:13

Jacqueline_ge  

No title

きっこさん、続きです。

こちらの小・中学生の集団を時々電車や駅などで見ると、集団ということもあって、まあ大人しくはないですけど、わたし的にはこのぐらいの年代のコのレベルだったら、まだ我慢できるんですね。高校生ぐらいのコは、もっとヒドイ場合多いですねー。もちろん全部ではないけど。マナーが悪いとか通り越しているような場面にも数回出くわしているので、いつか記事にはしようと思っています!!! まあ、けっこう唖然としてしまうので、ネタ的には美味しいのですが(笑)、でも、それをほぉっておく、社会もどうなんだ…って気がしないこともないのですね・・・。

2007/06/22 (Fri) 16:23

Riccia  

No title

ラビリント、楽しそうですね!ミノタウルスもみんなで協力して作ったって感じで、いい味出してますよね。

11-12歳ってことは日本だとまだ小学生ですよね。これくらいの時だと、指摘すると素直に言う事を聞いてくれるし、まだまだ調整可能ですよね。これが高校生くらいになると…
うちの近くの原っぱでも高校生がゴミを食い散らかして、おじいさんが後片付けをしているのを見たら、腹が立つのと悲しい気持になりました。でも、これって、大人がちゃんと教えない、見本を示さないせいなんですよね…

2007/06/26 (Tue) 19:15

Jacqueline_ge  

No title

Ricciaさん!そう、私たちの感覚だと、見た目からも小学生っぽいんですよねー。教室で座っている時は、もっと小さく見えました。やっぱりイタリアでも、このぐらいの子達だと、女のコの方が発育が早いのが目に見えますね。

そうですね、高校生ぐらいが一番やっかいかもですね。
電車とか、駅とか、映画館とかで集団を見ますが、大人で注意する人、ほとんどいませんね。。。だからといって、私が注意できるわけでもないのですが。。。まあ、成長ざかりに大人しすぎて、ひきこもってしまうのも、よくはないですけどねー。

2007/06/27 (Wed) 01:17

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