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初めて会うニホンジン? - 中学校でおりがみレクチャー -

今、リグーリア州では、

な~んとおりがみが 大 ブ ー ム ということで、

わたしもその波に乗ってみましたっ! イエーイっ!




・・・というのは、わたしの独断的でっちあげですが、
同じリグーリア州西海岸にお住まいのYukakoさんに続いて、
わたしも知り合いの依頼を受けて、中学校でおりがみレクチャーしてきました。




中学校といっても、こちらでは、
一般的に6歳から10歳の5年間が小学生で、
11歳から13歳の3年間が中学生、
14歳から18歳の5年間が高等学校生(各種専門高等機関学生含む)です。

「一般的に」とあえて記載したのは、日本比べて進級するのが若干難しいようで、
義務教育の間でさえ、長期病欠などの理由以外にも、留年する確立があるためです。



今回、お邪魔したのは中学1年生のクラスですが、
生徒たちは11-12歳ということで、
日本で言うなら小学6年生ぐらいです。
1クラスの人数は男子10人・女子10人の計20人でした。



こちらでは、EUの教育プロジェクトで、
義務学習教科以外にも、何か色々なことを学ぶことを奨励されているとのことですが、
わたしが伺ったクラスの生徒たちは、昨年2006年の11月より今年2007年の5月までの間、
1授業2時間・全10回の日本語レッスンを受けたそうです。


彼らは、母語のイタリア語以外に、現在までに英語とフランス語も学び始めたとのことですが、
何故に、日本語?というと、おそらく、状況を聞いてのわたしの想像では、
たまたま先生の側で日本語を教えられる人と知り合ったから・・・
というような理由のような気がします。(^^;: 



何はともあれ、日本語をちょっとかじった生徒たちと会うということで、

楽しみにしながら、いざ、学校へ!




わたしの持ち時間は11時から13時までの2時間。
こちらの学校では、2時間に1回休み時間があるそうで、
2時間で2教科を1時間ずつ勉強する場合でも、休憩なし。

先生が交代する場合も、ただ入れ替わるだけとのこと!

いやぁ~、2時間ぶっ続けで、休憩なしって、
子どもの集中力を持たせるのは大変のような気がするのですが・・・。




時間まで、職員室で最終打ち合わせ。
わたしとクラス担任のドナテッラ先生以外に、
駅まで出迎えに来てくださった美術担当のフランチェスカ先生、
他数人の女性の先生がいらっしゃいました。




あとで聞いたことですが、イタリアの小・中学校では、圧倒的に女性の先生が多いです。
というのも、公務員としてのお給料はもちろん保証されているものの、
その額面もステータスもそれほど高いとはいえないため、
男性で教師を目指す人が少ないためです。

この学校でも、校長先生以外に、例えば音楽の先生は男性ということですが、
たいていそういう先生は、演奏家やプライベートで楽器や声楽を教えていて、
セコンドジョブとして学校でも教えているケースが多いそうです。

そして、日本以上に教員の高齢化が進んでいるように見受けられます。






さて、ベルが鳴りました。教室へ行ってみましょう!




おっーと、このクラスだけ、ドアが日の丸!


白い模造紙をドア全面に貼り、中心には円形の赤い紙が貼られています。
(写真撮れなくて、残念!)











教室の壁には、ひらがなの表、漢数字、漢字(書道?)、
日本語のフレーズなどが貼られています!!




きりーつ!


「こんにちはーーー!!!」


おぉー、日本語で挨拶です!



先生がわたしを紹介。

そして、みんなも、もちろん日本語で自己紹介。


「わたしのなまえは、ジョルジョです。」

「わたしのなまえは、アレッシアです。」

「わたしのなまえは、マッテオです。」・・・・・・







「わたしのなまえは、シズカです。」



わたし「???」

このコ、日本語の名前なの?



と思ったら、彼女の本当の名前はセレーナ(Serena)、
日本語に訳すと、「静かな、落ち着いた、冷静な;晴れ晴れとした」と意味があります。
セレーナは日本語訳の名前を言ったんですね~。




ひと通り自己紹介が終わり、いよいよ、おりがみ。

まずは、わたしの作った作品を見せて、それが何であるか当ててもらいました。


ついでに、日本語のミニレッスンも。


「これはなんですか?」


「これは、○○です!」






台紙に張ってあるのが、左から、アジサイ、バラ、かたつむり、あさがお

前にあるのが、左から、あさがお、かぶと、カメラ、しゅりけん







羽根つきハート、ハート

シャツ(ブラウス)、ゆかた(きもの)


写真の作品以外に、つる、奴さん/足軽さむらい(上半身・下半身/袴・かぶと)、
せみ、アルファベットなども、当ててもらいました。



実際に一緒に作ったのは、かぶと、カメラ、あさがおの3種で、
しゅりけんはみんなの要望に応えて取り組んでみましたが、
あえなく時間終了になったため、
作り方の図解説明したものを先生から後ほどコピーして配布していただくことにしました。



この学校では、多くの生徒がスクールバスで帰るということで、
13時に授業が終わると、急いで出なければいけないとのことです。
給食はなし。みんな、帰宅してからの昼食です。




おりがみの中で、一番人気があったのはカメラで、
シャッターの音がしたり、中に本物の写真やイラストなどを入れられたりと、
遊べる要素満載だからでしょうね~。

みんながおりがみのカメラではしゃぎながら撮りまくる様子は、
林家ペー&パー夫妻も顔負けです!!!


きみたちー、日本人のカメラ/写真好きを指摘することはできませんからっ!(笑)



かぶとや奴さん、しゅりけんなど、さむらい&忍者系も人気ですが、
奴さんは上・下半身とも、カメラを作る工程で説明できたので、
「家で、自分で作ってねー!」と割愛しました。



ハートやつるを作りたいという生徒もけっこういましたが、
初めての人が大勢で作るには若干難しいということで、
今回は紹介のみにとどまりました。



日本では、幼稚園や小学校低学年で習うようなおりがみですが、
こちらでは「ORIGAMI」という言葉はけっこう浸透しているものの、
実際に自分で作る経験はあまりないためか、
小さい子どもから年配の人まで、幅広い年代を魅了するように見受けられます。




わたしは、以前にイタリア人の友人とのパーティーで、
20名弱(20代―50代)に、つるとあさがおをレクチャーしたことがありますが、
今回と比べると、やはり10代の若いコたちは、若干飲み込みが速いような印象を受けました。




本当は、日本語ミニレクチャーもしくは日本についての話題を準備していたのですが、
圧倒的なおりがみ制作続行の声が多く、今回はおりがみに集中した2時間でした。



その分、使うイタリア語も限られていて、楽と言えば楽でしたが、
ほんのちょっと物足りなかったかなぁ・・・(笑)




とは言え、定番ですが、日本人の国際交流の足がかりとしては、
かなり有効ですので、ご関心のある方はお試しを!





ちなみに、↓こちらは、わたしがいつも参考にしているサイトです。

http://www.origami-club.com/ おりがみくらぶ]



アニメーションと平面の図解説明があり、分かりやすいです。(日本語・英語・韓国語)


また、カラーのおりがみ、千代紙も印刷できるので、
適当な紙が手に入りくい場合にも対応できまーす。
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jacquelinege
Posted byjacquelinege

Comments 13

There are no comments yet.

Riccia  

No title

Jacquelineさん、お見事です!
子供たちにとってもいい経験になったことでしょうね。来年も来て下さいって要請されるかも!

ボローニャの職場で、折り紙大好きな同僚(男)がいて、かなり上級の折り紙を披露された時には、私白旗あげました。自分はorigamistaだなんて名乗っていたし…

とっくに忘れてしまった折り紙、私もこのサイトでお勉強しなおします…

2007/06/20 (Wed) 18:24

Yukako  

No title

日本語レッスンがある中学校がジェノヴァにあったなんてビックリ~!
しかも漢字までお勉強してるのねぇ。うちのダンナもその学校に行かせたいよ!(笑)
でも、これくらいの年齢で、しかも日本に関心がある子供達だと、折り紙も教えがいがあるね。

ホント日本だと幼稚園生でも折り紙を折るけど、こっちは折り紙の馴染みがないせいか、幼稚園生にはまだムリなような気がしました。

でもこれから娘達が大きくなっていったら、また折り紙講習の機会もあるかもしれないので、jacquelineさんのおすすめサイトはしっかりブックマークしときました。教えてくれてありがとね~

2007/06/20 (Wed) 19:19

Jacqueline_ge  

No title

Ricciaさん、アップラウゾありがとうございます!!
(↑やっぱり気持ち的に、お辞儀のアイコンが欲しいですね)

知り合いでもないんですけど、小さい頃からおりがみを始めて、おりがみマスターって、名乗っているイタリア人の青年がいましたね~。
わたし的には、そこまで極めなくてもいいかな~という感じですが、アーティストとして食べていくには、新しいおりがみ作品の開発なども必要なんでしょうね~。

2007/06/20 (Wed) 22:38

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん!文中リンクとトラックバック、おりがみ講習に関する記事2件に試みてみたのですが、コメントの件同様に、今ブロックされているのでしょうか??? 拒否されてしまいました(涙)なので、フロントページを文中リンクさせていただきました。

最初に、「日本語について何を勉強したの?」って聞いたら、ひらがなと漢字少々、カタカナは自分の名前ぐらいで、きちんと勉強はしなかったみたいです。日本語のフレーズも、写真の表ぐらいでしょうかね。2時間x10回といっても、意外と少ないんですね~。

日本に関心があるのかどうかは不明ですが、やはり子どもは日本のアニメやキャラクター、ゲームと一緒に育っているので(大人でもいまだにファンはいますけどね)、そういう意味で馴染みはある国かもしれませんね~、日本は。

2007/06/20 (Wed) 23:05

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさん、続きです。

前におりがみレクチャーしたパーティーで、1人当時幼稚園生ぐらいのコがいて、お母さんがほとんど折っていたので、わたしがぴったりついて指導ってことはなかったのですが、その時持っていたおりがみに、付録的にポケモンのピカチューとその仲間を折れるもの(おりがみに顔や折線などが描かれているもの)があって、折ってあげたら喜んでましたね。

今回も、女のコの中には勘がいいコがいて、人よりも飲み込みやすく、分からないコに教えてあげているコがちらほらいましたので(女のコがみなというわけではないのですが)、リカちゃんやフウちゃんもそうなるかもしれませんね~。

2007/06/20 (Wed) 23:16

gellius  

No title

すごいすごい!折り紙を教えられるjacquelineしゃんもすごいけど、日本語教えてる学校もすごい!
ジェノバは進んでますのぉ~。
あたし、鶴しか折れないかも・・・

2007/06/21 (Thu) 00:24

Jacqueline_ge  

No title

gelliusさん!ツルが折れれば、外国の人には憧れの目で見られますよ~っ!2005年にジェノヴァで日本に関する展覧会として、長崎原爆後の写真展、江戸・明治頃の着物・織物関係展、現代ポスター展、東洋美術展と4つの展覧会が同時開催されたのですが、その時に「広島のサダコの折鶴」の話が紹介されていて、ツルを折って奉納しましょう、みたいなコーナーがあったんですね。そうでなくても、この話を知っている人、欧米でもいますね。

ジェノヴァの大学には、アジア・アフリカ言語って、アラビア語扱っているかどうかってところで、中国語を勉強できる可能性もないらしいのですが、ある語学高校では、昨年ぐらいから中国語を選択できるようになったということで、あと2-3年後には中国語を高校卒業試験で選択できるかもしれない・・・とか読みました。

中学校1年生で日本語、というのはけっこう画期的なのかもしれませんが、エミリア・ロマーニャのどこかの語学高校では、日本語を選択できるところがあるって聞いたことがありますよ~。

2007/06/21 (Thu) 01:29

Jacqueline_ge  

No title

gelliusさん、続きです。

フィレンツェも、大学には日本文学の日本人の先生がいらっしゃるようなので、日本語選択できるのかもしれませんが、観光地で日本人もたくさん来るから、使えそうですよね~。(そうすると、日本人の仕事が減る?)

わたし、学校などで出会った外国人の仲間が帰る時には、おりがみプレゼントしたりしていましたが、その時に↑のサイトでちょっと復習してみました。もう少し早くこの記事UPしてたら、gelliusさんも日本LOVEの王子におりがみプレゼントできたかもしれませんか!?(したくないですかね 苦笑)

2007/06/21 (Thu) 01:31

Yukako  

No title

トラックバックもヘンなものが多いので、承認後に公開するようにしているんだけど、Jacquelineさんの記事からはなにもトラックバックがきてませんでしたが...なぜ?

横レスだけど、「鶴」を折れるってのはこっちでは尊敬されますよね。
娘の幼稚園でも折り紙が多少できる先生もいるんだけど、鶴はできないって言ってましたもん。

2007/06/21 (Thu) 17:12

Jacqueline_ge  

No title

Yukakoさ~ん!
↑コメントをいただいたので、再度数回試してみましたが、やっぱり断られました・・・なぜでしょうかね~。
ちょっとほとぼりが冷めたら、また試してみますね~。

ツル作ったことあるっていう人も、やっぱりしばらくすると折り方、分からなくなったわ~って言う人、いますね。日本人にとっては定番なので、他のおりがみは忘れてしまっても、ツルは折れるって言う人、多いですよね。でも、日本人男性はどうかなー?

2007/06/21 (Thu) 20:05

きっこ  

No title

おお~!すばらしい、この中学校!
学校でひらがな、漢字、カタカナを教えるなんて!例え少しであっても、まず日本ではアルファベットを常用しないという違いがわかるのはいいことですよね。
私も縁があってイタリアでは2回だけですが、学校で日本の紹介をやらせて頂きました。
やはり一番、興味も親しみも湧きやすい「折り紙」「カリグラフィー」「地理」などから紹介しました。差別をなくすにはまず相手を知ること、相手への好奇心を持つことだと思うんですよね。こうやって異文化に触れるチャンスをあえて作るのは、とても素敵な教育だと思います。

2007/06/22 (Fri) 06:27

Jacqueline_ge  

No title

きっこさんも、こちらの学校で日本の紹介をされたのですね!小・中・高・大のどのあたりの学生ですか? イタリア全土の学校で教育カリキュラムが一緒かどうかはわかりませんが(特に、トレンティーノなどの特別自治権がある州は、学校も進んでそうですよね)、この学校では、3年生で日本に関する地理と歴史を少し勉強するそうで、そういう機会に呼ばれる可能性もありますねー。

2007/06/22 (Fri) 16:02

Jacqueline_ge  

No title

きっこさん、続きです。

日本に関する情報って、他のアジアの国に比べると、メディアなどで紹介されていることが多いように見受けられますが、概ねは正しい情報だけど、メディアの人の主観や一般的にヨーロッパの人から見たステレオタイプの日本についても書かれていて、日本人D.O.Cからすると「ちょっと違うんだけど…」ということもあるんですよね。(それは、日本でも他の国の情報について間違ったイメージが流れている場合もありそうですが)でも、特に日本に詳しくない一般の人は、そういう情報の何が本当で、何が異なるのかを見分けることができないから、全てを鵜呑みにしてしまうことが多いんですよね。例えば、そういう人が何か質問してきたりして、それが誤った情報を元にしたものだったら、日本人として訂正できる機会をもてるのはいいなぁ、と思います。(国粋主義とかそういうことではなくて)

そうそう、子どもや学生は日本のアニメやマンガで日本のことを学んでいるから、現代の日本については、おじさん・おばさんより知っているコもいそうですね!

2007/06/22 (Fri) 16:03

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